【鏡石移住体験】鏡石就農体験_11月第1弾~今シーズン一番の寒さ~
皆さまこんにちは!
11月に入り、鏡石では最高気温が20度近くある日と10度に満たない日を繰り返しています。
最近は秋が無く、夏から一気に冬になるということも聞きますが、
鏡石では寒暖差を活かして9月下旬ごろから稲刈りの風景が見られ、いろいろなフルーツの収穫が続き、1か月半近く"秋"を感じています!
ちょうど11月半ば頃が鏡石の紅葉シーズンなので、もう少しの間は秋を楽しめそうです!
さて、今回の就農体験は鏡石農遊園さまにお世話になりました。
前回から約1ヶ月ぶりです。
前回の就農体験はこちら↓
いちごの苗が1か月でどれくらい成長しているのか、楽しみにしながら就農体験に臨みました!
1日目
とにかく寒い!!!
そして風が強い!!!
この日の最高気温は9℃で、東京が17℃だったことを考えても、かなり冷え込みました。
いよいよ東北の冬がやってきたな...とワクワクしつつも、"この寒さを耐え抜かないといけない…"と、少し憂鬱な気持ちにもなりました。
一方で、ハウスの中はかなり暖かいです。
体感では20度近くあるように感じ、とても快適に農作業ができました!
そんな中、どれくらいいちごが成長したのか様子を見てみると...
そして、ハウス全体を見渡しても、前回の就農体験とは明らかな変化が見られました。
いちごの苗が大きく成長しているのはもちろんですが、黒い"マルチ"と呼ばれるシートが敷かれているのが大きな違いです。
1日目の主な作業はマルチをハウスの隅まで広げて固定することでした。
マルチを張るのは、雑草を抑制する意味合いが非常に大きいそうです。
その他にも保湿効果や、土の乾燥を防ぐ、などの役割もあります。
端までマルチをピンと伸ばして固定するシンプルな作業に見えるかもしれませんが、これが結構大変なんです。
いちごが植えられている畝の部分を踏まないように腕を目いっぱい伸ばして体を支え、固定する作業を数十回繰り返します。
6月下旬の玉ねぎの運搬以来、就農体験では2度目の重度の筋肉痛…
それでも"いちごに栄養を集中させる"という目的を理解しながら仕事をすると、作業の大切さがわかり、自然と最後まで取り組むことができました。
普段の仕事でも"大変な時こそ当初の目的に立ち返る"という意識を持つことが非常に重要ではないかと実感することができました。
まだまだある!初めて訪れた観光スポット
休憩時間に、町内にある「小栗山観音堂」というスポットを訪れました。
公開はされていないのですが、堂内には行基菩薩の作と伝えられる十一面是音観世音の木製座像が安置されているそうです。
写真のケヤキはなんと推定樹齢が500年だそうです。
鏡石で歴史を感じることができるスポットは貴重なので、一度見る価値ありです!
だいたいの観光スポットを行き尽くしたかと思っていましたが、まだまだ発掘できるのではと思いワクワクしています!
2日目
この日は、"ランナー"と呼ばれる部分を取り除く作業をメインで行いました。
ランナーに養分を使ってしまうと、いちごの実や花に養分が行き届かなくなってしまうので、できるだけ取る必要があります。
これで美味しいいちごができるまで、少しですが近づきました!
鏡石農遊園では11月末~12月上旬に実をつけ始めるそうなので、その時が今から待ち遠しいです!
今回の就農体験はこれにて完了です。
おわりに
これまで飛澤さまのもとで何回か就農体験をさせていただいていますが、
よりいちごを美味しくすること、品質を向上することにこだわり抜いていると強く実感します。
毎年畝を崩して1から作り上げる作業
いちごの苗3万本以上を鏡石農遊園で育てていること
ランナーを何回も取り除いて実に栄養を集中させること
手間や時間を惜しまず、いちごのためにできることをとことん追求しているその姿勢に非常に刺激を受けています。
「舌が肥えているお客様が増えている。とても嬉しいことだが、ちょっとでも品質が下がってしまうと気づく方もいるので、クオリティは妥協できない。」
と以前飛澤さまがお話ししてくださったことがあります。
その言葉の裏には、たくさんの努力が隠されているということをこれまでの就農体験で知りました。
クオリティを向上させるための取り組みをもっともっと紹介できるように、これからも記事の投稿を続けてまいります!
次回の記事もお楽しみに!