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【鏡石移住体験】鏡石での就農体験#1_2024年6月

6月に鏡石町に移住して、さっそく農家さんにお世話になって就農体験を週2回実施しています。
6月はどんな取り組みをしたのか、どんな出来事があったのかをレポートしていきます。


就農体験ってどんなことをするの?

突然ですが、「就農体験」というとどんなことに取り組むのか、皆さまイメージできるでしょうか?
私も最初はどんな農作業があるのか、全くわかっていませんでした。
そんな農業初心者の私が、どのような体験をしているのかお伝えします。

6月1週目

初めての就農体験はいちごを栽培している「鏡石農遊園」様です!
農園を管理されている飛澤さまにお世話になりました。

まずはビニールハウス内を温めるダクトを回収する作業を実施。
いちごが収穫できるシーズンも終わりを迎えるので、ハウス内を少しずつ片付けしていきます。

ダクト回収の様子。綺麗に巻いていくのは結構難しい…

確かにいちごのハウスでこういったものを見かけたことはありましたが、広い農園の中に1つ1つ設置をして回収をする作業があるということを初めて知りました。

そしてそのあとはいちごの収穫!
茎の部分をできるだけ残さないように摘んでいくのですが、慣れるまではとても難しい作業でした…
コツをつかんでからは綺麗に取れたのではないかと思います!

本当に鮮やかで美味しそうないちごです…!

飛澤さまから「とても丁寧に作業してくれて助かりました。」とのお言葉を聞けたときは非常にうれしかったです!



翌日は「ワタナベフルーツファーム」の渡辺様にお世話になりました。
りんごと桃をメインで生産されている農家様です。

まずは桃の袋掛け作業からスタート。

1つ1つの実に丁寧に袋がけしていきます

桃はデリケートなので、傷つけないように慎重に作業していきました。
袋掛けには「虫がつかないようにするため」、「日焼けから守るため」、「傷ができないようにするため」など様々なメリットがあります。
品種ごとに使う袋が少しずつ違っていて、写真のような赤っぽい色の袋は、より実が大きくなって袋を外した後に、色付きをより鮮明にする効果があるそうです。
作業していることの効果を知ると、意味のある仕事をしていると感じることができて、とてもやりがいがあると感じます。

続いて、りんごの摘果作業を実施。

近いところに複数の実がありますが…
1つだけ残して他を摘み取ります

より大きく育ちそうな実に栄養を与えるために、他の実を落としていきます。
どれを残していくのか見極めるのには意外と頭を使うのですが、考えながら仕事をすることが好きな私にとっては非常に面白い作業でした!

6月2週目

6月2週目は、「鈴木梨園」の鈴木さまにお世話になりました。
まず鈴木さまのお話を聞いて驚いたのが、全部で14種類の梨を生産されているということ。
収穫時期が少しずつ違うので長い期間販売できるのが大きな理由とのことですが、14種類も管理するのはとても大変そう…

さて、今回取り組んだのは梨の袋掛けです。

ラフランスの写真。これからもっと大きくなっていきます!
ラフランスに袋がけした後の写真。傷を防ぐなどいろいろな効果があります。
ルレクチェに袋掛けした写真。黄色の袋は実が鮮やかに色づく効果があるとのこと。

桃でも袋掛けを体験したのである程度分かる部分も多いかな?と思ったのですが、桃と梨では木や実のなり方が全く異なり、使う袋の種類も違うので、そういった違いを考えながら作業をするのはとても勉強になりました。

今回はラフランスやルレクチェといった洋梨を中心に袋掛けしたのですが、洋梨の中でも品種ごとに実の大きさ、色、味わいなどの特徴が大きく違うことを知り、とても興味深かったです。

6月3週目

続いて3週目は再び鏡石農遊園の飛澤さま、ワタナベフルーツファームの渡辺さまのもとで就農体験を実施しました。

鏡石農遊園様では、いちごに水を与えるためのホース回収に多くの時間を費やしました。

ホースを巻き取っていくために使う道具

写真の道具を使ってホースを巻き取っていきます。
この日は15本近く回収したのですが、慣れてくると一定のリズムで巻くことができるようになるので、楽しみながら作業ができました!


翌日はワタナベフルーツファーム様にて、りんごの摘果作業を実施。

1週目でも取り組んでいたのでその時よりは効率よくできましたが、それでもどれを残すべきか迷うこともしばしば…

1週目に訪れた時より全体的に実が大きくなっています

この作業、ずっと夢中になってできるので、気づいたらあっという間に1日が終わっていました!

6月4週目

6月最後の週は、「和田農園」の和田さまにお世話になりました。
最初に行ったのは玉ねぎの収穫作業です。

玉ねぎ畑の様子。この中にたくさんの玉ねぎがあります。

一見玉ねぎはどこにあるの?というような風景ですが、ここに何百個、何千個もの玉ねぎが眠っています。

掘り出した玉ねぎを地面に置いて少し乾燥させたら、かごに入れてハウスまで運んでいきます。

玉ねぎをかごに入れる作業。かごを運んでいくときには結構な力を使います。
ハウスの奥までズラーっと並んだ玉ねぎの風景は圧巻!

この日収穫した玉ねぎは、なんと推計で「2.7トン」!
多くの方と協力して行い、1日でこれだけの量を収穫できました。
作業の成果が目に見えてわかる瞬間は、農作業の魅力の1つといえるのではないでしょうか?
ちなみに、就農体験が始まってから、この日に初めて筋肉痛になりました(笑)

玉ねぎ収穫の次は、ネギの種まきを体験。

まずは土を入れて…
道具を使って穴をあけて…
穴に種を蒔いていきます

種を蒔くのは繊細な作業が必要で、うまく穴に種が入らないこともありましたが、逆に全部の種がうまく蒔けた時にはとても気持ちよく作業できます!!


以上、6月の就農体験レポートでした。
慣れないことばかりではありましたが、自分で考えながら作業できる場面があったり、どれだけの量を収穫できたかわかる瞬間があったり、ずっと楽しく農作業できたという印象です!

7月の就農体験についても、どんどん発信していきます!
続報を楽しみにお待ちください!


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