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【鏡石移住体験】鏡石就農体験_9月第1弾~いよいよ梨の収穫シーズン!~

皆さまこんにちは!

9月に入り、鏡石が誇る様々なフルーツを味わうことができる季節になりました!
鏡石町は福島県の全市町村の中でも3番目に狭いのですが、その中でも
・りんご
・梨
・桃
・ぶどう
・いちご
・柿

などなど、たくさんの種類の果物が生産されているんです!
最近、改めて「フルーツが鏡石の魅力」だと気づく出来事が多くあったので、この記事で紹介いたします。

今回の就農体験では、収穫シーズンを迎えた鈴木梨園さまのお世話になり、初めて見る機械や初めて実施する作業にとてもワクワクしました!
また、今年初開催の「鏡石フルーツ祭り」に参加したので、その様子も少しだけお伝えします!



就農体験1日目

今回お世話になった鈴木梨園さまには、7月中旬以来1か月半ぶりにお伺いしました。

鈴木さまには、作業方法や梨についてのいろいろな知識を教わりました!

前回の記事はこちら↓

まず畑の中に入ってすぐに気づいたのは、梨の成長です。
梨が成熟して立派に色づいているのが一目でわかります。

実が大きく成長し、収穫間近の状態です!

以前の記事でもお伝えしたのですが、鈴木梨園さまでは14種類の梨を栽培していて、早いものだと8月下旬から収穫が始まる品種があります。
就農体験に訪れた9月上旬では「秋麗」「豊水」といった品種の収穫が行われていました。

さて、この日最初に行った作業は若木の周りの草取りです。
収穫に関連する作業はまだまだお預け…
ですが、草取りが将来美味しい梨の実をつけることにつながるということをすでに学習しています。
以前の経験を活かしながら丁寧にかつスピーディーに作業を進めていきました。

若木の周りが草にびっしりと覆われていますが…
写真のように草を抜いています。
若木に土の養分が集中するので、すくすくと成長することにつながります!

50本以上の若木の周りの草取りを約3時間半で完了しました。
ちなみに前回はほぼ同じ本数で5時間でした。
同じ作業でもこうして比較をすると成長を実感できます!

そして午後からは梨の「選別作業」を実施しました。
選別というのは、大きさごとに梨を振り分けてコンテナに詰めることを指すのですが、その作業に使った「選別機」が面白かったんです。

選別機の写真です。左上の緑の部分がベルトコンベアのように動いて、
重さごとに適切な場所に振り分けてくれるんです。
違う角度から見た時の写真です。
縦に3~4メートルくらいの長さがあるので、複数人で一気に作業ができるメリットがあります。

最初は「どんな仕組みで梨が振り分けられるんだろう?」と不思議に思いましたが、仕組みがわかると「とても便利で作業効率が上がるすごい機械だ!」と感動しました。
いろいろな方に農業に興味を持っていただくきっかけとして、作業の見た目にインパクトがあり、なおかつとても便利な機械や道具の面白さを広めていくのも方法の1つなのでは、と思いました。

重さごとに違う位置に転がった梨は、4人でコンテナに詰めていきます。

コンテナ35個ほどに入っていた梨をなんと2時間足らずで選別できました!

この日の作業は以上で完了です。


鏡石フルーツ祭り

記事の冒頭で「フルーツが鏡石の魅力の1つ」とお伝えしましたが、9/7(土)に鳥見山公園で「鏡石フルーツ祭り」が開催されました!

その名の通り鏡石町産のりんごや梨、ぶどう、桃といったたくさんのフルーツが出そろいました。

色鮮やかで本当に美味しそうなぶどう!もちろん鏡石産です。

そのほかにも15台近くのキッチンカーが並び、公園内を回るスタンプラリーなどのイベントも行われました。

何といっても町内にある「岩瀬農業高校」の生徒が中心となってイベントであることが最大の特徴です。
フルーツの販売でも高校生が元気よくお客様を呼び込んでいる姿が印象的でした!

フルーツ祭りの最初から最後まで活発にお客様にお声がけしていました!
梨や桃の販売ブースを担当していた生徒さんたちです。
品種ごとの特徴をうまく説明していて、売り切れ商品が続出でした!

八芳園もPRブースを出店して、
・岩瀬農業高校にて栽培されたお米を使った「無添加麹あまざけ」
・鏡石いちごを使った「鏡石いちごバター」
といった、八芳園も一緒に開発に携わった商品の試飲・試食を行いました。

こちらは鏡石駅直結の「かんかんてらす」にて販売。
鏡石町のふるさと納税返礼品にも登録されており、贈答用として人気がある商品です。
鏡石いちご「ふくはる香」を使用したいちごバター。
食べやすいスプレッドタイプのいちごバターです。
お子様から年配の方まで「美味しい!」という声を多数いただきました!

当日は190名近くの方に試飲、試食いただきました!たくさんの方に来場いただき感謝の気持ちでいっぱいです!

最後に、高校生や祭りをサポートされていたスタッフの方々と集合写真を撮影しました。

終始和やかな雰囲気で、皆さんと仲良く祭りを盛り上げることができました!

こうしたイベントを開催し、人と人が出会う機会を多く創出していることから生まれる「人の結びつきの強さ」も鏡石の素敵な魅力だと感じました!


就農体験2日目

さて、就農体験に話を戻します。
2日目の午前中は収穫のサポート作業でした。

いきなり収穫…というのは本当に難しいそうなんです。

こちらは「豊水」という品種で、水分をたっぷり含んでいるのが特徴。

この写真に写っている梨はいずれも熟しているように見えますが、もう少し色づくのを待つそうです。
農業初心者にはどの実を収穫すれば良いか、全然見分けがつかないです…

鈴木さまのご家族が収穫を行い、それをA品(見た目が綺麗)とB品(傷やへこみが見られる)に分けるという作業を私が担当しました。

鈴木さまのご家族が熟練のスキルで収穫時期を迎えた梨を見極めます。

この日収穫したのは「豊水」や「なるみ」といった品種です。

手に持っているのは「なるみ」という品種。
果肉の柔らかさと甘さが特徴です。

この日もおよそ35個のコンテナいっぱいに梨を収穫しました。

そして午後は再び選別作業です。

写真のように規則正しく並べることで、たくさんの梨を詰めることができます。
ただし詰めすぎると傷やへこみができてしまうので、注意しながら作業しました。

この時期は1日の収穫量がコンテナ35~40箱ほど、最も多い時期はなんと100箱近くになるそうです。
収穫は11月中旬ごろまで行われるので、それまで毎日作業をし続ける必要があります。
やはり農家の皆様の、作業を継続する力には本当に尊敬します。


おわりに

鈴木農園さまでは直売所を設けているのですが、数分おきにお客様が梨を買いに来ていました。
どのような方が訪れているのかなどが気になり、鈴木さまに質問してみました。

鈴木さま(写真左)に、気になったことを質問させていただきました。

質問内容
Q. 購入者は町内の方が多いですか?
A. 町外や県外の方も結構多いんです。茨城や埼玉からツーリングで訪れて買ってくれるような方もいます。

Q. 購入者はどうやって鈴木農園さまのことを知るのでしょうか?
A. ネット検索で「鏡石 直売所」「鏡石 フルーツ」などと調べると鈴木梨園が地図で表示されることがあって見つける方が多いですね。
また、梨の販売が始まると、販売所の前にのぼりを立てます。それを見つけて立ち寄ってくださる方もいらっしゃいます。

「直売所」と聞くと地元の方が訪れるというイメージを持っていたのですが、いろいろな地域の方が調べて立ち寄るというのは驚きでした。
…と同時に鈴木梨園さまの梨の人気が各地に広がっていると考えると、少しだけでも農作業に携わっただけですが自分のことのように嬉しくなりました。

鏡石のフルーツの人気をもっと広めたいと思いましたし、私にできる取り組みがあるのか考えて、実行していきたいと強く感じました!

今回の就農体験の記事は以上です。

次回もお楽しみに!

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