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運命が来い/風のリグレット/アリスとテレスのまぼろし工場

OP

前回の振り返り
財布回
タコノマクラさん

初めてのお財布に親が験担ぎの五円玉を入れてくれたのを思い出し懐かしくなりました。
Apple Watchで札束の殴りあいから解脱できるように、財布にもイチ抜けできるツールがあればいいのに。いちいち説明しなくても見ただけで説得力があるエクスキューズはないものか。

コジラ a.k.a スピニング東方不敗さん

財布に入れておくと便利ですよ、ビクトリノックス。いわゆる「十徳ナイフ」がカードサイズになっている商品です。私は財布が張るように、春に買い替えるのが良いと聞きました。

他、過去回にも色々ご言及ありがとうございます。一部だけ。
農業描写探偵の「ゴールデンカムイ」回へのご言及ありがとうございます。邦画、出来が良かったですよ。よく、あんな場所見つけたなーという感動がいっぱいでした。

前々回の穴埋め配信へのお便り
ashi_yuriさん

いつも楽しく拝聴しております。穴埋め配信で好きな小説「失われた時を求めて」を取り上げられていたのを聞いてとても嬉しかったので、感想送らせていただきます。
微妙にいやな人間観察描写が続いて読みにくいのと、描写それ自体にあんまり意味がなくて飽きがちというコメント、この小説が読みにくかったことを思い出して、聴きながら共感で笑ってしまいました。 ジョンさんがポッドキャストでおっしゃっていた通り、物語や具体の人物描写やエピソードだけではなく、言葉の流れや積み重ねによる文学的意図・効果を通して時間と記憶というテーマを探る作品となっており、だから読んでいても続きがきになったり、楽しい気分にはなりにくい作品だと思います。その代わり、言葉はきれいで読むのが苦ではないのがよかったです。 自分はコミックは未読なのですが、小説だと適当に流していた悪口描写が絵として鮮明に見えるのは良し悪しありそうだなと思いました。 小説からコミックになり、いろんなことが変わったとしても、記憶を扱うテーマをきちんと読み取っていらっしゃるのさすがだなと感じました。 後半で話されていた、同じテーマできれいにまとまった後続作品があるのだから現代に「失われて~」を読む意味があるのか、というお話については、この小説は長くて重くてほとんど無駄なことに意味がある作品であり、だからこそ記憶と時間という途方もないテーマについて、個人の感傷を越えて、文学として記憶を語り、時間を自在に描くことのできた唯一無二の作品だと自分は思っています。 が、暇な学生時代に読んだからこその贔屓目で語っていることもあり、忙しく生きる勤労者にはこの作品をおすすめできる気がまったくしません… というわけで、お忙しいだろう生活のなか「失われた」を読んだ感想を聞けたことが嬉しく、長くなりましたがメール送らせていただきました。 架空農業、ポッドバース、特定テーマのポッドキャストを聞き漁る回など、ポッドキャストを知りつくしこだわり続けるジョンさんだからこそできる、ポッドキャストでしかできないスリリングな表現活動をこれからも心待ちにしています。 お忙しい毎日かと思いますが、あまり無理せず頑張ってください。 ふつうの回も好きなので、特に好きな回は「北高まちおこし部はまちおこさない」感想回です。 北海道も暑い時期かと思いますが、ジョンさんもご家族の皆様もどうぞ健やかにお過ごしください。 これからの配信も楽しみにしています。

今回の内容紹介
7月配信になっかなって思っていたら、実はこれは8月に配信されるとうっかりしていました。来週からは怪談が、できるかな、できるといいな、って思いながら収録をしています。
今回は、営農とサブカル回。テーマとしては、今年、なぜかAudibleで配信された幻の、音だけのゲーム「風のリグレット」を聴いたよって話から、昨年公開されて現在、Amazon、Netflixなどで配信されている映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の話から、オタクの運命論について話してきます。

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