栃木県へ大麻(おおぬさ)の勉強
大麻と聞けばよからぬものという世間の認識があるが、実は古来日本では生活に必要な農作物であった。
大麻の茎から糸をつくり神社のしめ縄や衣服としての織物などに利用されていた。
糸の繊維を取り出した残りの部分はオガラと言い、茅葺屋根の材料や祭りごとの松明、炭などとなって人々の生活の必需品であったようだ。
ここでは詳しくは書かないが戦後の法律により大麻が規制されることになって現在まで、今や日本国内での大麻栽培は空前の灯(言い過ぎか・・)である。
そんな大麻って実際はどんなもんなのだろうとういうことで、和歌山からはるばる栃木県まで勉強に行くことになった。
和歌山駅6時50分発くろしお号に乗って新大阪で東海道新幹線、東京で東北新幹線に乗り換え那須塩原駅には12時20分到着。和歌山の某大学教授と合流して駅前の蕎麦屋でかきあげ蕎麦などをいただいてから大麻博物館へ。
博物館で大麻栽培の様子などのビデオ見せていただいた後館長に色々話を伺った。興味深い話がありすぎて気づけば外は真っ暗・・。
バスなし、タクシー来れないとの事で館長に駅まで送ってもらう始末・・。ありがとうございました。
この日は電車で宇都宮まで移動して駅前宿泊。
夜は現地在住の某大学卒業生と合流して美味しい日本酒が並ぶお店へ。
お客からのオーダーなしで、お酒もメニューもお任せスタイル。
利き酒をしながら料理を食べる感覚。
次々出される日本酒に合う料理がこれまたたまらない時間でしたね~♪
翌日朝から鹿沼市下永野にある野州麻紙工房さんへお邪魔した。
日光線JR宇都宮駅から電車で鹿沼駅まで行ってそこからタクシーで現地へ向かう。
20分ほどで現地到着。
周りは田んぼ畑の広がる静かな場所。
代表の大森さんに精麻、大麻栽培などについて興味深い話をたくさん伺った。
ありがとうございました。
麻ひき体験をしたかったのだが当日はスタッフ不在の為、代わりに紙漉き体験をさせていただいた。
出来上がった麻紙は後日送ってくれるとの事。
2時間ほど滞在して・・・・
表の県道にタクシーが走ってるわけもなく電話で配車をお願いをすることに。
30分ほどあたりをぶらぶらしていると朝乗ったのと同じタクシーがやってきた。おそらくJR鹿沼駅前からやってきたのだろう。
帰りはJR栃木から電車に乗る。
タクシー待ちの30分が痛かった・・昼ごはんを食べる時間を失ってしまったので売店でサンドイッチなど買い込み電車内で食べることにした。
新幹線はE席に乗るのがいいと教えてもらった。
線路北側の景色が見れる。静岡を通るときに富士山が見えるからだ。
ところが・・行きは曇り、帰りは晴れだが山頂に雲がかかっていてお山全体は見ることができなかった・・。
JR和歌山駅には午後7時半ごろ到着。
所要時間約6時間、北関東は遠いような近いようなところ。
良かったこと
・大麻(おおぬさ)について日本一大麻に詳しい博物館で話を聞けた。
・日本一の栽培者に話を聞けた。
・宇都宮の夜が幸せだった。
良くなかったこと
・宇都宮で餃子を食べそこねた。
・鹿沼でにらそばを食べそこねた。
また行かないといけないね栃木県。
後日、紙漉きした麻紙が届いた♪