IPXとは?防水の等級やその基準について解説
スマートフォンをはじめとする電子機器で需要のある防水機能ですが、ひと言で「防水」と言っても、いくつもの等級があり、その等級によって防水性能が異なります。
アグレクションでも防水のテレビやポータブルプレーヤーを製品化しています。
今回は防水の等級や表記方法など、詳しく解説していきます。
防水の等級とは?
防水の等級には「IPコード」が用いられています。
IPとは「International Protection」の略で、「International」とあるように世界共通の規格です。
IPコード表記方法
IPコードは「防水」と「防塵」を表すことができます。
まず、その表記の法則についてお伝えします。
・IPの後ろは1桁目が防塵、2桁目に防水の等級を表示
・どちらの等級も表示する場合は数字が2つ並ぶ
・どちらか一方を省略する場合「X」と置き換えて表示
等級の一覧
防水等級と試験方法
防水等級は、保護なしとされる「IPX0」を含めて9つの等級に分けられています。
防水試験は、水道水などの真水を使用します。
そのため、入浴剤を入れた浴槽や温泉、海水などの環境下では防水等級の通りとはなりませんので注意が必要です。
併せて表記可能な防塵とは?
防水等級の数字の前(Xの箇所)に防塵等級を併せて表記することができます。
防塵等級は、「保護なし」を含めて7段階の等級が設定されています。
アグレクションの防水製品
アグレクションではテレビやポータブルプレーヤーを多く取り扱っています。
そのなかには浴室やキッチンでも使用できるようにと、防水機能を備えた製品があります。
防水機能を備えた弊社製品を防水機能と併せていくつか紹介します。
●浴室用テレビ
※浴室用テレビは、リモコンの防水等級もIPX5です。浴槽への水没にご注意ください。
●ポータブルプレーヤー
※ポータブルプレーヤーのリモコンは防滴仕様です。
さいごに
防水性能には9等級が設定されていますが、浸水可能なIPX7やIPX8であってもIPX5やIPX6のような全方向に対する水噴流に耐えられるかと言うと、必ずしもそうとは限りません。
そのため、使用環境に合った防水機能が備わっているかを確認することが必要となります。
また、製品製造する立場としては、「どこで」「どういった用途で」製品が使用されるかを想定して防水仕様を整えることが大切になります。
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