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ゆかりんHoney bunnyツアー新潟公演 感想・遠征録
前の日
その瞬間、ついに来てしまったか、一瞬にして世界が終わってしまうのかと思った。8月9日19:57、まだ会社にいたのだが、緊急地震速報が鳴って地面が揺れた。その前日、日向灘の地震で南海トラフの臨時情報が出されたばかり、このタイミングの緊急地震速報は心臓に悪すぎる。日向灘の件も、今回の神奈川の件も、被害に遭われた方に一日も早く日常が戻ってくることを祈るばかりだが、今回は例の巨大地震ではなくて少しだけ安堵する部分もある。去年は当日に大きめの地震があったし、新潟公演といえば地震が結びついてしまうのが嫌なところだが、荷造りの前に防災用品を確認しておこうかと思いつつ帰宅する。
荷造りまで終えると12時前、そのまま寝たのだが、若干の寝不足感が拭えないが、無事予定通りの時間に起きた。昨日のことも去年のこともあり、若干の怖さみたいなものが拭えない部分もあるのだが、とりあえず目の前のことを楽しむことにして、今日もゆかりんのライブに行くことができることのありがたみを感じながら家を出た。
某駅→東京
今日も地下鉄で東京駅に向かう。少し家を出るのが遅くて、予定していた地下鉄をギリギリのところで逃してしまったが、充分余裕もあるし全く問題はない。吊革を握って、いつもの連絡通路を通って、東京駅に辿り着く。
東京9:28→新潟11:29 とき313号
平日は仕事、土日はゆかりん、今日も寝不足な気はするが、そもそも睡眠不足に陥りがちなこともあって、この移動時間は睡眠に充てることにする。車内はお盆初日ということもあって混雑していて、真隣は家族連れらしい。普段より少しだけ楽しげで騒がしい車内だが、耳栓をして上野を出る前には目を閉じると、起きたときは燕三条だった。長岡で一度目覚めた記憶はあって、かなりの乗客が降りていたような気がする。そのまま定刻通り新潟駅に着いた。
新潟駅
ホームに降りて、階段に向かって歩いていくと、ろかるのさんが歩いてくるのが見えた。同じ新幹線の別の車両に乗っていたらしく、まさかこんなところで遭遇するとは驚いた。私は新潟駅到着後ノープランで、雑に適当なチェーン店で昼でも食べようかと思っていたのだが、ろかるのさんは蕎麦とタレかつ丼が評判のお店に行くとのことで、そのままご一緒させてもらうことにした。恥ずかしながらタレかつ丼が新潟のソウルフードとは知らなかったのだが、タレかつ丼は味が濃すぎずほど良くて、蕎麦もとても美味しかった。
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新潟市會津八一記念館・にいがた文化の記憶館・そらの広場
時間はまだ12時過ぎ、駅から徒歩10分ほどのところに博物館的なものを見つけて、そこに向かって歩いていく。初代萬代橋記念碑を見て信濃川の大きさを実感し、しばらく歩くとメディアシップという高いビルが見えてくる。ここの5階が博物館らしい。
會津八一、どこかでお名前を聞いたことがあると思ったのだが、そういえば大学の2号館が會津八一の記念館だったことを思い出した。展示品の中に、弟子に“芸術に真摯に取り組め”という趣旨の文章を長々と書いた書簡があり、その直球さと豪快さに圧倒された。
隣の文化の記憶館も見学し、続いて20階の展望台に上る。海から山まで新潟を見渡せる最高の景色に息をのんだ。
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メディアシップ→新潟駅
新潟テルサに向かうバスの時刻を調べると、まだ少し余裕がある。駅まで歩いていっても時間に余裕はあるから歩いていくことにしようか。新潟市内はお祭りをやっているらしいが、バスセンター近くに少し屋台が見える程度で、神輿や山車の姿はない。適当に方向感覚を頼りに歩いていくと駅とは少しズレた方向に出てしまったが、裏道を適当に歩いていけばいい。適当に歩いていると、道端に突然割れたスイカが登場して面食らった。スイカ割りをそのまま放置したような見た目だが、こんなところでスイカ割りなんてしないだろう。近くに人もいないし、どういう因果で道端に落ちていたのだろう。
新潟駅14:18→新潟テルサ14:40
ここで再びろかるのさんと合流した。去年は途中の長潟のあたりから数キロ徒歩で開場まで向かったのだが、さすがに夏にそんなことはできない。駅前から続く少し大きめの郊外に伸びる道路を進み、高速道路をくぐり、交差点を曲がると目の前には一面の田んぼが広がる。田んぼの稲が青々としていて、空や太陽によく映えている。球場とビックスワンの真横を通り、しばらく進んでいくと新潟テルサに着く。
新潟テルサ
新潟テルサに着くと、物販にはほとんど列ができていなくて、物販に並ぶことにする。黒のアクスタくじを4つ買って開封すると、黒9個目にしてようやく青衣装が出た。ちなみに某氏は制服のシークレットを引き当てたようで、開封した瞬間に硬直していておもしろかった。おめでとうございます。
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会場周辺
少しだけ時間があったから、いくとぴあ食花のあたりまで歩いてみる。15時台だが、暑さに慣れてきたのか意外と暑さは和らいで感じられて、歩くには丁度いい。市場を覗いてみると、地元の野菜が並んでいる。去年、まだ沖縄に住んでいた時に新潟公演前にここを覗いたら沖縄フェアをやっていて微妙な気持ちになったのだが、今日は通常モードらしい。
新潟テルサ
会場に戻ってきて、適当にロビーを彷徨っていると、いつものメンバーに出会う。お盆の時期に新潟市内の駅から遠いところで知り合いに何人も会うというのは冷静に考えると面白い。
今日は17列目の中央からやや右寄り、新潟テルサは小さめで舞台と席との距離も近くて、体感としては10列目くらいにいるような気がする。
Poppin' Magic
爽やかなイントロとともに舞台全体が輝き始めて、その頂上でゆかりんがほほえんでいる。ツアー12公演目、私にとってはツアー11回目の開幕、また参加することができた嬉しさを噛みしめながら”それは優しい奇跡”、”You are only one”、”We are only one”と口ずさむ。ここから先、9日間で5公演が続いていく、その1曲目として相応しく、明るく綺麗なオープニングだった。
好きしかありえない
1曲目に続くように、明るさと輝かしさが増していく。客席側の声とともに、会場全体が揺れているように感じてくる。ライブ終盤かと思うくらいの温度感で、”好き好き大好き大好きゆかり”の声が響く。Aメロで大きなハートを描くゆかりんがかわいい。
MC
新潟に来るとだいたいこのホールが会場になるというゆかりん。ホールまでの移動中には野球場とビックスワンが見えたらしい。イースタンリーグのチームが増えたというのは知っていたが、うち1つが新潟とは知らなかった。
Sweet alert
イントロでゆかりんの動きに合わせて、真正面を向いたピンク色のペンライトが一斉に真上に向かって上がっていく。表情が歌声に乗っているのではないかと思うほど、歌声を使い分けて歌詞の中の感情や場面を歌い分けていくゆかりんに釘付けになる。この曲は全体的に振り付けがとてもかわいくて、楽しみにしている曲の1つでもある。
キャラメル
昔ながらの白熱電球のような、というと安っぽく聞こえて誤解を招くかもしれないのだが、平穏で幸せな日常生活を連想させるようなその色の照明の下でゆかりんが紡ぎ出すこの曲は多幸感がある。2番のBメロの”お鍋の底をそっとかき混ぜながらね”のあたりもそうだが、全体的に振り付けがかわいくて、この曲の歌声を聴きつつ目でゆかりんを追っているときにしか得られないポジティブな感情と栄養がこの世にはある。
トーキョーキャンディーガール
ダンスの時間の前半戦。神戸公演からお馴染みのイントロの動きに始まり、Bメロのクラップ、そして”ほんとイカしてる”からはダンスと、とても楽しい曲になっている。サビの最後の一節ではマイクを右手に持ち替えて左手を斜め上に突き上げるゆかりん。
映像
今回の映像は格付けチャレンジ。チョコレート、お茶、チーズとも軽々と正解していき、見事”舌神”なる称号を手にしたゆかりん。
エアシューター(アコースティック)
桃色男爵と呼吸を合わせると、「エアシューター」が始まる。”ここから見える世界はピンク色”の歌詞に合わせるように客席にもピンク色が所々で灯り、舞台上だけではなくて客席も含めて一つの同じ空気が共有された場が完成した。サビのところで流れ星を表現するように手を斜めに振り下ろすゆかりんがかわいい。
MC
開口一番「米」。楽屋にはたくさんのおにぎりが置いてあったらしいが、悉く賞味期限が19時だったらしい。「いま何時?」と次の映像の時に食べることを企てるゆかりんがかわいい。おにぎりは半分空気だからカロリーは低いらしい。
夢色ラビリンス(アコースティック)
ラビさんの優しくてゆったりとした音色のピアノから優雅で美しい世界が目の前に描き出される。この曲のAメロのゆかりんの歌声は艶やかで綺麗な部分が際立っていて聴き惚れてしまう。この曲は今回のツアーで好きな曲の上位に入ってきた1曲になった。
you(アコースティック)
ラビさんとゆかりんだけが残って、ゆかりんに一筋の光がさす。ラビさんが切なさの乗ったピアノを弾き始めて、ゆかりんが歌い始める。か弱さが際立つような、普段より少し高めに聴こえるゆかりんの歌声。今日は音響が良いのか、息遣いだけではなくリップノイズも聴こえてきて、いつにも増して生きた歌として聴こえてきた。
映像
今日のバーチャルデートは山で菜の花畑を巡るコース。車を降りて雨が降っているところ、傘を差しだされてすぐに笑顔になるゆかりんがかわいい。バーベキューのシーンで毎回思うのだが、カンペを確認しているのか、セリフを言う前に一瞬だけカメラから目線を外すのがとてもかわいい。
スーパーノヴァ
紗幕が下りてきて、少しずつピントが合っていくように舞台の一番奥の部分のゆかりんのシルエットが現れてくる。星々に囲まれた中で歌うゆかりんは神秘的で、点在と密集で構成されたこの宇宙を司り、その動と静を意のままにコントロールして美しい世界を出現させた。曲が終わっていくとともに、中心にいたゆかりんのシルエットもゆっくりと消えていった。
逆蜻蛉
紗幕が一瞬にして回収されると、ギターがまるで暴走族のエンジンのように鳴り響く。音響の関係か、普段とは違って耳に刺さってくるような感覚はなかったが、それでも十分な迫力だろう。左手の花道からゆかりんが登場すると、一瞬で紗幕が回収され、赤色の不気味な世界が目の前に広がった。CD版ほど歌声にエフェクトがかかっていないからか、歌声の恐怖感を感じる部分がストレートに乗ってきてとても怖く感じられる。
null
恐怖の世界におびえた人を癒していくかのように、レコードノイズが際立つこの曲のイントロが感情を穏やかにさせてくれる。続くゆかりんの歌声はすべてを包み込んでくれるような気がするが、何よりもこの曲は歌詞が魅力的で、ハッとして歌詞を聴き込み始める。この曲も儚くもすぐに終わってしまって、後奏でゆっくりと階段を上っていくゆかりんを眺めながら、この曲をもう少し聞いていたかったような切ない感情に支配される。
映像
ここではAMA”S”ONギフト券をかけてスポーツゲームに挑戦。ボウリングで圧勝するゆかりん。
You Are The World!
ポップアップからゆかりんが登場すると、今までの雰囲気とは一変して、コンサートホールというよりはオールスタンディングのライブハウスのような雰囲気になる。メイツに煽られるようにクラップが響いて、会場全体が揺れ動く。
聴こえないように
高崎以来3週間ぶりに聴く「聴こえないように」。Aメロではゆかりんの動きに合わせるようにペンライトが上から下に一斉に振り下ろされる。サビの最後では”大好き”、”好きだ”の声がこだまする。間奏のところで片手を前に出し、片足で横に飛び跳ねていくゆかりんがかわいい。
Paradoxx.
2曲で作り上げられた明るい空気を一回洗い流すように、ラビさんの清らかなピアノが奏でられる。照明も少し暗くなって、「Paradoxx.」が始まっていき、歌声と感情が滔々と流れだしていく。
映像
ツアーのドキュメント映像が流れる。今回は群馬公演と水戸公演。水戸公演では喫煙中で誕生日のスタッフ2人にサプライズでケーキを持っていく様子が流された。
Vanilla Lover
お馴染みのダンスの時間がやってきた。何事もなく、いつも通り楽しい時間が続いて1番が終わったのだが、2番のサビ前、”どんな日も好き……”のところで”好き”の回数を間違えてしまい、悔しそうな表情をするゆかりん。続く最後のサビの手前の”終始 好き……”のところでも回数を間違えてしまい、心が折れて崩れ落ちてしまうゆかりん。どちらもめちゃくちゃかわいくて、叶うものならこの場面を映像化してほしい。
MC
バニラバのサビ前の“好き”の連呼をミスって悔しがるゆかりん。あの場面で指を振ってリズムを取っているのは振りではなくて”好き”の数を数えていただけらしい。ゆかりんは先週月曜日にアミュレートの独立記念パーティに参加したらしい。
Wonder habit
冒頭のサビのところもそうだが、ゆかりんが右斜めうえに手を伸ばして折りたたむところから始まるサビの振り付けがとてもかわいい。
期待しないで
Aメロで2回続く会話のようなコールは何度やっても楽しい。間奏のところのメロに合わせた歌うような口上も声の大きさが大きくなってきて、ようやく定着してきた感がある。この日もこの曲は振りがとてもかわいかった。
La La Love call
イントロとともに会場全体が動き始める。この曲を聴くとライブ終盤を実感するが、この曲を聴かないとライブを終えられない気もする。2番終わりの間奏のところでのメンバー紹介では、ラビさんの演奏に合わせるように体を動かすゆかりんがかわいい。
Exactly
イントロでゆかりんが左右を見ながらひとりで振りを始めるが、すぐにメイツ全員が真ん中に集まってきて輪ができた。客席側の高揚感も最高潮に達して、この日一番ではないかと思うほどの大きな声が聴こえてくる。力強くて、前向きで、明るいこの曲の歌詞に背中が押されたような気持ちになる。
逢うたびキミを好きになる
緑色と銀色のテープが飛ぶ。バンドメンバーも前に出てきて、ゆかりんもステージの端から端まで動き回りながら歌っていく。ラビさんのところにゆかりんがいくと、二人とも体を左右に揺らすのだが、何度やってもゆかりんと左右が合わず、ちょっとだけご機嫌ナナメのゆかりん。”太陽はずっとずっとキミだよ”では客席の中央列付近を指さすゆかりん。2回目はこちら側を指さしていたのだが、自分に向かっていたと思い込むことにしておこう。
encore
Only oneのあなたのせいよ
“ゆかりん”コールが何分も鳴り響くと、男爵が出てきて、準備が進められる。整うと照明が暗くなって、セットだけが明るくなり、ポップアップからゆかりんが登場する。イントロが始まり、クラップが鳴り響く。この曲はメロディの持つ力がとても強い気がしていて、ライブによく映えると思う。
MC
ゆかりんの「みんな元気?」に対して「腰が痛い!」の声が飛ぶ。多くの人は明日移動日らしい。今日の最前列も女の子が多かったようで、一人ひとり話しかけていくゆかりん。
Super Special Day
京都以来となるあの曲のイントロと照明に客席が湧き上がる。”LOVEゆかり”、”ゆかりがいつでも一番さ”と全力で叫んだ。ゆかりんはステージを動き回る。左端の花道の先に盲目の方が座っていて、ゆかりんがその人のもとに近づいていくと、手を握る。その人は一瞬にしてとても幸せそうな顔になって一礼していて、こちらも幸せな気持ちになる。そのまま中央に戻るのかと思いながら見ていたら、ゆかりんが客席に降りてきて通路をまわり始めた。通路から一人ひとりに手を振りながら歌っていくゆかりんはとてもかわいい。私のブロックの周りにもやってきて、3m手前から歌っているゆかりんを見たのだが、こんなに間近で見ることができるとは思わなかった。左手側の階段を降りながら、”ゆかりだけのため生きるのだ”、”おれもー!”のコールを受け止めるゆかりん。とても楽しそうにステージに戻っていった。
うらはら兎のねがいごと
ついに最後の曲になったのだが、「Super Special Day」の衝撃があまりにも強すぎて、もはや何も覚えていない。きっといつも通り、”好きだー!”、”かわいいよ!”と叫んだと思うし、サビのところで斜め上を指さすゆかりんを見たのだと思うのだが、この曲だけは記憶から完全に抜け落ちてしまっていた。
挨拶
一人ひとりに手を振るゆかりん。左端のほうでは盲目の方に語り掛ける場面もあって、優しさに心打たれる。SSDで回れなかったエリアの人たちに「そっちに行けなくてごめんね」と話すゆかりん。こういうところがとても優しい。明日からはコミケ。声優島は初日らしい。
新潟テルサ→新潟市内
ロビーでうご凛さんと合流して、ご厚意で新潟駅まで車に乗せてもらう。車内はゆかりんの曲がランダムで流れていたのだが、何曲目かで「Cherry Kiss」が流れてきた。改めて聴くといい曲だなと思う。暗く静まった住宅街を走り抜け、新潟駅前で駐車場を捜索すること数十分、新潟市内に降り立った。
打ち上げ
てちちさん、うご凛さん、はっしーさん、へーかさんと計5人で打ち上げ。海鮮も卵焼きもとても美味しくて、随分とお酒が進んでしまった。記憶が朧気。
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ギリギリ日付が変わらないくらいの時間にチェックインする。こんなにホテルへのチェックインが遅いのは初めてかもしれない。荷物だけ置いてコンビニに駆け込んで、シャワーを浴びて、なんとなくテレビをつけると1時前。このまま起きておいてラジオを聴こうかと思った記憶だけあるのだが、気が付けば3時半前になっていて、テレビではオリンピックのブレイキンの様子が放映されていた。
新潟10:48→東京12:44
午前9時、目覚ましのアラームの音で起きる。見事な二日酔いで、そういえば昨日は朝起きることができたら万代そばのカレーを食べても良いななんて思っていた気がするのだが、到底そんな気力はない。チェックアウト時刻ギリギリにホテルを出て、砂地を歩くかのように重い体を動かしながら新潟駅に辿り着く。とりあえず駅弁と柿の種だけ買って新幹線改札に入って、ホームに上がる。
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新幹線は時刻通りに新潟を出て、気持ちいいスピード感で平野を駆け抜けていく。長岡を過ぎたあたりで駅弁を開くことにする。選んだのは刻みわさびを添えて食べる牛めしの弁当で、新潟県産の米と和牛がとても美味しい。食べ終わるころには越後湯沢に着いていて、そこからの1時間強は寝ることにした。大宮で安全確認のために5分くらい遅れたようだが、気が付けば上野に着いていた。程よく日差しが入ってきて微睡むには最高の環境で、もう少しここで寝ていたいのだが、東京駅に着いてしまった。そういえば物販整理券……。
東京→某駅
いつもの通路を歩く。この時間に遠征から帰ってくるのは新鮮な気がする。家に帰って昼寝をしたい気分だが、今日はコミケの1日目、明日2日目には我らがサークル“シマウマダンス”が参加予定で、さすがに当日不在なのに準備を手伝わないわけにはいかない。家に荷物を置いて、洗濯機だけ回して家を出た。