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ゆかりんHoney bunnyツアー東京公演2日目の感想

 睡眠時間は7時間弱、昨日散々飲んだ割にはしっかり眠ることができた気がするし、コンディションも悪くない気がする。この朝の時点では振替公演の日程発表前、倉敷と松山は日程次第では行けないということもあり得るから、栃木と合わせて残り2公演かもしれないと少しだけ寂しさを感じつつ準備をする。昨日買った第3弾のTシャツのオレンジを着て家を出た。

家→有明

 昨日と同じように地下鉄を乗り継いで、江東区の海辺を目指していく。豊洲、有明エリアは微妙に交通機関の便が悪くて、距離の割に乗り換えが多くなってしまう印象があるのだが、ライブ前の落ち着かない感覚からすると、程よく乗り換えがあって歩き回るくらいが丁度いいのかもしれない。

東京ガーデンシアター

 まずは物販に向かう。今回のツアーは夏ということもあって、基本的にはTシャツとペンライトの装備であったから法被はまだ買っていなかったのだが、いよいよ元々の千秋楽ということもあって意を決して法被を買うことにした。
 アクスタくじは黒を中心に買っていて、たぶんこれで18個目くらいになると思うのだが、どういうわけか8割近くの確率で制服を引いている。今日も3つほど買って開封してみたのだが、ここで制服のシークレットを引くことができた。昨日に引き続きとても嬉しいサプライズである。

有明付近

 物販も本人確認も終わり、昼ご飯を求めて有明付近を歩く。同人即売会でこのあたりに来た時に行くことが多いTFTビルに入ったのだが、目当ての店は閉まっていて、となりのファストフード店で昼を食べることにする。TFTビルは比較的人が少なめで、ベンチも多いから時間をつぶすにはちょうどいい。

有明ガーデン

 ほどほどの時間になって有明ガーデンに戻る。何も考えずに適当に館内を歩き回っていると、昨日の打ち上げでお会いした人に出会った。

東京ガーデンシアター

 適当に歩きながら時間をつぶして、神奈川、八王子2日目と連番して今日も連番予定の友人と合流する。開場とほぼ同時に階段を上って入場していく。今日はバルコニー1層のFブロックの席で、段差もあり、距離感も比較的近めでとても見やすい。両サイドのモニターも大きくて楽しめそう。 

Poppin' Magic

 いつものようにバンドメンバーが入場してきて、私にとって18回目の“夢から覚めて聴こえるおはよう”が始まった。あっという間にツアーが1公演、また1公演と過ぎて行って、ついに東京の2日目が始まってしまったという感覚があるが、終わりが見えてきて少し寂しくなるような気持ちも、ゆかりんの笑顔がすべて吹き飛ばしてくれる。サビの振り付けに合わせてアリーナ全体のペンライトが同じように動いて、とても綺麗に見える。

好きしかありえない

 昨日は近さもあって声が全く出なかったのだが、今日は全力でコールと口上を叫ぶ。アリーナの構造上、客席の声が散逸して吸収されやすいのだが、バルコニーの1階席で上も開けている私の席からは声がかなり聞こえる。ステージ上では口上に合わせて耳に手を当てるゆかりん。その仕草がとてもかわいい。

MC

 本当なら千秋楽だが、アディショナルタイム(延期分)が残っている。今日は収録が入っているようだが、昨日ほどの緊張感はないらしい。今日も最前列に退っ引きならない理由で来れない人がいるらしく、その空席の一席後ろの人が弄られていた。

Sweet alert

 ステージ上は強く照明が当たって、イントロに合わせてクラップが鳴り響く。かわいい振り付けと、感情を的確に表現していく歌声、ステージ上のゆかりんに魅せられてしまう。この曲に限らず、両サイドにサービスモニターがあるはずなのだが、そちらは見ずにステージ上のゆかりんを直接凝視してしまう。

キャラメル

 照明が暖色系の穏やかな雰囲気に変わって、ゆかりんの甘い歌声が響いてくる。この曲を聴いているときの多幸感は抜群で、ライブのこの曲からしか得られない栄養があると思うのだが、今日のような大きな会場だと、全方位から多幸感が降り注いでくるような気がして普段と違った感覚がある。間奏の振り付けだけはアップで観たくなってしまってサービスモニターを凝視していた。

トーキョーキャンディーガール

 曲冒頭の神戸公演の”お約束”をしている人は、普通の小さめの会場でもさほど多くはないのだが、今回は本当に少なくて、バルコニー1層のFブロックには本当に私以外いなかったような気がしている。このあたりは大きな会場特有かもしれない。サビのダンスは特にアリーナ席では結構そろっているように見える。このダンスも一旦は残すところあと3回、名残惜しくなってきた。

映像

 今回の映像は、オンラインクレーンゲーム トレバ全面協力の下、オンラインクレーンゲームに挑戦。選んだ台はかなり運要素が強いもので、なかなか取れずテンションが下がっていくゆかりん。「これだとマイナスプロモーション」なんていう発言も飛び出したが、見事に賞品をゲットした。この感想を書き終わったら一度遊んでみようかな。

エアシューター(アコースティック)

 ゆかりんが舞台袖から登場して、椅子に座るとラビさんが鍵盤を弾き始める。サビのところでは、ゆかりんの動きに合わせるようにアリーナ席の人たちのピンク色の灯がゆらゆらと揺れ動いてとても綺麗だった。

MC

 喋りたい話が特にないというゆかりん。今日は楽屋にアルフォートのリッチミルクがアフターヌーンティースタンドの上に大量に置かれていたらしい。アルフォートのリッチミルクだけの袋もあるそうなのだが、自分で買うのではなくケータリングで置いてあるものが食べたいと話すゆかりんがかわいい。今日は弁当を食べるときに豪快に頬を噛んでしまったらしく、歌いにくいと話していた。

夢色ラビリンス(アコースティック)

 ラビさんの優雅なピアノから曲が始まる。この曲は今回のツアーを経てかなり好きな曲になった。特にライブで聴いたときのAメロ・Bメロはゆかりんの歌声の一番きれいな部分が一番美しい形で降りそそいでくるような感覚があって、これ以上に癒される瞬間はない。

you(アコースティック)

 ラビさん、ゆかりん以外のメンバーがステージから静かに立ち去ると、一つの照明がゆかりんを包み込むように上から降り注いで、ラビさんが優しく丁寧に鍵盤を弾き始める。ゆかりんの落ち着いた歌声と息遣いには確かな悲哀が乗って、感情を噴き出させすぎないように、 滔々と流していくように、丁寧に歌い上げていく。ゆかりんが涙を堪えながら歌う様子はとても美しくて、その震える息遣いが心揺さぶってくる。

映像

 今日のバーチャルデートは海編。車を降りると自転車で海岸沿いのサイクリングロードを走っていく。海辺に出ると、砂浜でキャッチボール。キャッチボールというよりもゆかりんが指示する場所に正確にボールを投げ込むという意味では的あてに近くて、少しでも場所がズレると容赦なく後逸していく。最後の一級は見事にグラブに収まった。お昼は浜焼き。ホンビノス貝は東京湾内でも採れるそうだが、江東区でも採れるのだろうか。

スーパーノヴァ

 ゆっくりと紗幕が降りてくると、その奥にゆかりんのシルエットがうっすらと見え始めてくる。青白い光に照らされたゆかりんが歌い始めると、1番のサビに合わせるように、この空間に星々が浮かび始める。一部は瞬いて、一部は流れて、多くはその場にとどまりながらも、たしかに時が流れていて、空間として生きている宇宙が広がっていく。そしてその星々は、間奏明けのサビでゆかりんの腕の動きに合わせるように反時計回りに急激に回り始める。時の流れの中で確かに生じる変化。最たる変化である最期の瞬間には、視界の全てが急激に動き始めるのかもしれない。

逆蜻蛉

 エレキギターがけたたましく鳴り響くと、ステージ右からゆかりんが登場し、真っ赤な照明に照らされる。手を振り上げると同時に紗幕が落とされ、激しい世界が眼前に登場する。曲の後半になると、ゆかりんはステージ中央で衣装を風に靡かせながら歌う。その様子は荒涼という言葉が適していて、どこかカッコよさがあった。

null

 過ぎ去った恐怖とは一変、水色の優し気な照明がステージを包み込み、暖かみのある照明が上下に13個灯る。そしてゆかりんが優しく穏やかに歌い始める。一言ずつ、捉えられない意味を捉えていくように優しく歌うゆかりんの歌声に浸っていると、気が付けばゆかりんは小首を傾げて向きを変え、ゆっくり階段を上っていった。

映像

 今回の映像は綿菓子を作ってみるというもの。用意された綿菓子機はお祭りで使われるような本格的なものなのだが、撮影された真夏の時期はどこの業務用綿菓子機もすべてで払っているようで、今回借りた綿菓子機は遥々山形県から来たとのこと。最初は無難に綿菓子を完成させると、2回目は思いっきり材料を入れ、その瞬間機械から異音が。故障疑惑に一気にテンションが下がるゆかりん。

You Are The World!

 先程の映像とは全く逆に、笑顔のゆかりんがポップアップから登場する。ゆっくり階段を降りてきて、ステージを広く使って歌っていく。会場は桃色メイツの煽りに合わせてペンライトが揺れ、クラップが響く。ステージ上で両手を広げてまわるゆかりんがとてもかわいい。

聴こえないように♡

 今日の日替わり曲は「聴こえないように♡」。ツアーの公演数も残り少なくなってきた中で、今回ツアーでまたこの曲を聴くことができるのだろうか。清竜人さんの書く曲らしさが前面に出て、ゆかりんの甘くて可憐な歌声がかわいい振り付けとともに押し寄せてくる。曲の最後の”大好き”と囁く部分に心撃ち抜かれる。

Honey Moon

 一度照明が暗転して、ラビさんのピアノが流れてくるのかと思っていたら、ステージの照明が切り替わり、「Honey Moon」のイントロが始まる。会場がどよめいて揺れるのを感じる。個人的には行くことが叶わなかった八王子初日と全く同じセトリ、もう何も考えられなくなって、飛び跳ねてコールを叫んでいた。この曲を聴くことができて嬉しすぎて、ほとんど記憶に残っていない。

Paradoxx.

 前の曲が終わって、「ゆかりーん!!」の大声援が響く。その声が落ち着くと、ラビさんが空間に魔法をかけ、落ち着いた空気感が漂い始める。この曲のゆかりんの低音はとても美しい。2番のサビのところの振り付けが、今日はいつもとは少し違ったような気がした。

映像

 今日のドキュメント映像は浦安と昨日の映像が流された。有明の初日では開演5分前になって緊張しきりのゆかりんとラビさん。落ち着きがない様子で「今から入れる保険があるんですか?」と言葉を発するラビさんには爆笑した。

Vanilla Lover

 どこかのMCで、バニラバのダンスは開演前の撮影ではなくてライブが本番、映像収録回できれいに揃ってほしいという趣旨の話をしていたような気がするが、ついに本番がやってきた。私は間違えずに踊れたと思っているのだが、映像上どう映っているかはリリースまでのお楽しみとしておこうか。舞台上のメイツもゆかりんも踊りは完璧だった。

MC

 もう終わっちゃうと少し寂しそうに話す。夏とともにツアーが終わり、何もない冬、何もない年末、何もない信念が来ると話すが、終演後にFCイベのお知らせや振替公演の案内が出るあたりは流石。その後、あややさんと行ったビュッフェ(たぶん仙台公演で話題になっていたやつ)の話題に。王国民女子のSNSのように綺麗に盛り付けてビュッフェ巡りを趣味にしたいというゆかりん。

Wonder habit

 MCの次の曲は「Wonder habit」。この曲は歌声も振り付けもかわいいのだが、”ほら耳を立てる”の歌詞のところに合わせるように右手でウサギの耳を表現する振り付けが一番かわいいと思う。昨日は声が出なかった口上も全力で叫んだ。

期待しないで

 続く曲は「期待しないで」。サビの振り付けがとてもかわいいのだが、モニターでアップの映像を見ればいいはずなのに、なぜかステージを直接凝視してしまう。最後の”キミに夢中なんです”に対して”オレもー!”の声が大きく響いた。

La La Love call

 畳み掛けるように次の曲が始まる。去年の千秋楽のダブルアンコールが思い出されてくる。あの時からちょうど1年、個人的には去年のツアーよりも色々な場所を周ることができて、またこの場所で聴くことができる「La La Love call」。あの時と同じようにありがとうの気持ちが会場に響き渡って、最高に綺麗な空間ができあがった。

Exactly

 曲が始まると同時に目の前のアリーナ席のピンク色が波打ち始める。これだけ大きな会場で、声出しができる「Exactly」。この規模でできる被せPPPHにどこか感慨深い気持ちがしてくる。

逢うたびキミを好きになる

 銀色とピンク色の特効テープがアリーナに降りそそぐ。ゆかりんもバンドメンバーも舞台上に繰り出して楽しそうに演奏している。”逢うたびゆかりを好きになる”のコールに続き、「太陽はずっとずっと?」とこちらに投げかけるゆかりん。気が付けばペンライトをゆかりんに向け、「キミだよー!」と叫んでいた。

encore
Only oneのあなたのせいよ

 ポップアップから出てきて真上を指さすゆかりんはうさ耳をつけていてとてもかわいい。途中で歌詞と振り付けを間違えてしまったように見えてとてもかわいらしかったのだが、真偽のほどは今後リリースされるであろう今日のライブの映像で確認することにしよう。

MC

 客席を見渡して。家族が似てくるように、客席から滲み出る愛みたいなものが似てきたと話すゆかりん。このツアーはいずれどこかで終わってしまうものの、また何かをやるつもりと話してくれた。ゆかりんがMCを続けていると、舞台左袖の何かの機械がおかしいようで、舞台監督が荒々しく装置の調整をして思わず驚くゆかりんがかわいい。今日はインバウンドチケットもあり、海外からも多くのお客さんが来ていた。

くちびるプラトニック

 ゆかりんが額の手前で腕を交差させると、照明は水色になり、「くちびるプラトニック」が始まった。至近2公演は「Super special day」だったこともあって、この曲を聴くのは久々なような気もするのだが、前回から2週間しか経っていない。去年とは同じこの場所で『かくれんぼ。』の曲を聴くことができてとても嬉しい。

うらはら兎のねがいごと

 まだ、少なくとも栃木は残っているとはいえ(このタイミングでは倉敷松山は日程発表前)、千秋楽の最後の曲になってしまった。去年のツアーでは13公演、今年は今回までで18公演、こんなに毎週のようにゆかりんに会うことができるような未来があるとは、王国民になった6年前には全く想像していなくて、その2つのツアーで大事な立ち位置に置かれていた「うらはら兎のねがいごと」を聴いて、サビでメイツの動きに合わせながらペンライトを振っているととても感慨深い気持ちがこみ上げてくる。この空間がずっと続いていればいいのだが、曲は終わりに近づいていく。

MC

 BGMとしてインストの「うらはら兎のねがいごと」が流れる中、客席に丁寧に手を振っていく。ステージ右端にはクレーンカメラがあったのだが、カメラを少しステージ側に寄せるようなジェスチャーをして、カメラの陰に隠れる人たちにも丁寧に手を振る。最後にマイクを持って挨拶をするゆかりん。八王子初日のMCを踏まえてか、他の曲でも盛り上がってくれたことに触れ、皆の人生の一部に関わらせてくれてありがとうの気持ちでいっぱいと話す。ゆかりんはもう1曲歌いたい気分のようで、バンドメンバーやスタッフを呼び戻して、まるで去年の千秋楽のように曲の準備が進んでいく。

double encore
Super special Day

 どの曲が選ばれるのだろうと思っていた中で始まったのは「Super special day」。曲自体のキュートさはいうまでもないが、ライブ的な意味ではコールが入ってこその曲という中で、曲の最後にあのコールが入るこの曲を最後に選んでくれたという事実がとても嬉しかった。ゆかりんはステージ向かって右手側の舞台袖に進んでいき、どこに行くのだろうと思っていると、アリーナ席右手前方の扉が開いてゆかりんが出てきた。これだけ大きな会場でゆかりんが客席まで降りてきて歩き回ってくれるとは、これを正確に言語化するのは難しくて長くなりそうだが、とにかく嬉しかった。途中、アリーナ後方の席まで近づいていって、王国民女子の頭を撫でるゆかりん。マイクが悲鳴を拾っていた。
 曲の最後、アリーナの真ん中で”ゆかりだけのため生きるのだ”のコールを浴びるゆかりん。それはとても美しい光景だった。

挨拶

 まず上には行けなくてごめんと話すあたり、ゆかりんの優しさが垣間見える。再び全員でステージ上に並び、一礼して終演となった。終演後、客席では三連締めが行われて、これで千秋楽が終わってしまった。残るはアディショナルタイム3公演分。最後まで楽しめると良い。

有明→豊洲→有楽町

 昨日と同じく有明テニスの森駅に向かってゆりかもめに乗り、有楽町線に乗り込む。打ち上げの時間よりも相当前に着いてしまって、少し時間をつぶしてお店に向かって歩いていると、見覚えのある系統のバスが前を横切った。車内を見ると王国民が何人も乗っていて、その中にてちちさんを発見した。そのまま合流してお店に向かって歩いていく。

打ち上げ

 お馴染みのメンバーが半分、はじめましてのメンバーが半分くらいで打ち上げ。2軒目まで行ってとても楽しい会になった。

乾杯!!!
もうどれが食材なのか分からない(横たわるアクスタは一旦見ないことにしておく)
(困惑)

帰り道

 明日のことは考えたくないが、今日もほぼ終電になってしまって、家に帰っていく。残すはアディショナルタイムの3公演。本来の千秋楽まで、初日を除いて18公演に参加してきたが、ここまでを終えての素直な感情は、また同じようにツアーを周りたい、また参加したいだった。

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