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複合機メーカーではたらくリアル|26歳/営業職/新卒入社4年目

本インタビューは、デジタル学生OB訪問にご協力いただける方を代表していただき行っております。

デジタルOB訪問_大

【プロフィール】
年齢:26歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール🏈(Xリーグで現在もプレー)
職種:営業
業種: 複合機メーカー 入社4年目

1日のスケジュール

1日のスケジュール 大古さん

(1)現在のお仕事について

複合機メーカーの営業として働いていて、複合機を中心としたオフィスに置いてあるもの全般を商材として幅広く扱っているような営業です。

パソコンなど、何でも卸してくれるベンダーさん(販売業者)がパートナーにいるので、白物家電以外は全部売れたり、オフィスで使用する椅子や机など何でも取り扱いは出来ます。ただ複合機のメーカーなのであくまでも複合機をメインで使ってもらっているお客様が多いですね。

会社の利益の上げ方は2つあります。
複合機自体の販売利益が1つ目。2つ目が月々使用しているプリント枚数で契約いただいている場合、使用する枚数によって発生するランニングコストから利益を上げています。
プリント枚数で契約させていただいている部分で言うと、今の状況下で出社もしませんし紙で印刷せずにリモートで資料を写したり、急激に紙を出さない時代になったので、業績はかなりガクンと落ちました。

複合機自体のリアルなニーズで言うと、今の状況で事務所を畳むお客様もいれば、「アクセスの良いところにサテライトオフィスを作るので、複合機が欲しい」というお客様もいます。あとはコロナウイルスの影響でお客様の業績自体も業種によって落ちているので、なかなか設備投資として複合機を入れ替えたり投資いただけるお客さんは少ないですね。

その反面、「テレワークを始めるからノートパソコンが欲しい」とか、「テレワークをできる環境を作りたいから何かやってよ」っていう声があったりもします。今は売る物というより、「サービス」や「システム」に切り替わってきていますね。

(2)お仕事のやりがいについて

仕事としてオフィスソリューションという言い方をしているんですけど、実際にはお客様に対して「古い複合機を新しいものに変えてください」と営業をすることがほとんどです。

その中で複合機一台を売るにしても「安くするので変えてください!」というような提案はいくらでも出来るんですが、お客様から課題をヒアリングしていく中でお客様の本当にやりたいこと、必要なものを見つけて「今まで困っていたこの業務がこのくらい改善されます!」と提案することが大事なんです。

複合機を入れ替えた数か月後に「その後、どうですか?」って聞いたときに「かなり仕事が楽になりました。ありがとうございます!」って言われると仕事をしていて良かったなと思います。

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※画像はイメージです

(3)入社前と入社後のギャップ

入社当時は営業というと飛び込み営業をして、お客様にインターホン越しに断られたり平謝りするイメージがすごく強くて、「足で稼ぐ」営業をイメージしていました。今もそういうスタイルでやっている部署も社内にはありますが、私は新規の営業ではなくルート営業の部門に配属されているのでそういった営業とは違いました。

今担当しているのは自社の機械を長年使っていただいているお客様なので、お客様が結構仲良くしてくださるんです。そういった部分で言うと良い意味で裏切られたというか、意外と世の中でイメージされる厳しい営業はしていないなと思いましたね。

(4)就職活動を振り返って

体育会の就職というと営業職のイメージがあったので、私も営業の仕事を探していました。その中で特に入りたい企業が無かったんですが、たまたま今の会社の説明会に行ったときに、

物を売る営業だけではなくて、
お客様のお困りごとを解決することを売る仕事

と仕事の説明をしていたんです。

元々自分のために働くというより、人のために何かをする方が合っていると思っていて、セールスマンというよりもお客様のために働ける今の会社を選びました。

(5)アメフトの経験が社会に出て活きたこと

私が大学時代からやっているOL(オフェンスライン)というポジションは「人のために」とか「チームのために」という気持ちが強くて縁の下の力持ちなんですよね。
チームのための自己犠牲の精神をアメフトを通じて培ってきましたし、OLをやっていると体もどんどん大きくなってくるので、見た目で得するという意味でも営業として自分の武器やアイデンティティになりました。

あとはOLってオフェンスだったり、チームの中でも落ち着いているというか、全体を俯瞰して見なきゃいけないポジションだと思います。
オフェンスをまとめる役割として常にフィールドにいるポジションでもあるので、そういう部分で言うと周りに対しての気遣いだったり、仕事でも後輩が出来たときは話している中で反応を見たりとかもします。
返事はいい返事しているけど何か嫌そうだなっていうのはすごく敏感に感じますし、人の顔色を伺うのが得意なのかもと思ったりしますね。

試合の時にチームメイトがフラストレーションをためて相手選手と一触即発な時は「落ち着けよ」って言ったりとか、周りが凹んでいたら「頑張ろうぜ」って声をかけたりとか、仕事と繋がる点がいくつもあります。

(6)今後のビジョン

ビジョンで言うと私自身があまり目標を持たない人間なので、良い意味でも悪い意味でも日々コツコツ取り組んでいれば結果が後からついてくると思っています。

もちろん今の会社で10年20年働き続けるのであれば、営業として成績トップの表彰式に登れるくらい成長して、ゆくゆくはマネージャーとか役職がつくような管理職を目指さなきゃなと思っています。
資格の勉強とか管理職になるための自己啓発とかは特にしていないんですけど、世の中のトレンドによって売るものが大きく変わってくる仕事なので、色んな知識をその都度身に着けていけば結果がついてきて、評価もついてくるのかなと思っています。

(7)就活中の体育会学生に伝えたいこと

大学でアメフトをやってきてよかったことって体力とか精神力ってよく言うんですけど、自分の経験から言うとやっぱり人脈です。
それこそ先輩に相談したりとか、言い方が悪いですがアメフトの繋がりで会った人をよく活用して、色んな人を巻き込んで就活をした方が良いです。

それが大学で体育会として続けてきた一つの特権でもあるので、とにかく使えるものは使って、就活を前に進めてほしいと思います!

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