人材業界ではたらくリアル|25歳/営業職/新卒入社3年目
本インタビューは、デジタル学生OB訪問にご協力いただける方を代表していただき行っております。
【プロフィール】
年齢:25歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール 主務/選手🏈
職種:営業(代理店渉外)
業種: 人材業界 上場企業(入社3年目)
1日のスケジュール
(1)現在のお仕事とやりがいについて
自社の求人媒体を広く販売してもらえるように、代理店さんの営業支援を行っている渉外という仕事をしています。
具体的には代理店の営業さんから「こういうときにはどういう提案をすればいいですか?」など営業に関する問い合わせに答えたり、どういう組織運営をしていくのかというところも、徐々に入り込んでいく形です。
イメージとしてはメーカーの社員として、販売いただいている営業さんに商品の見せ方だったり、売り方を教えてあげる役割ですね。
ですが、代理店さんも他社とのお付き合いがあるので、他社の媒体もこれくらい売らないといけないといった目標があります。
その中でいかに自社の媒体を売ってもらえるかだとか、どういった形で見せたら売ってもらいやすくなるのかを考えることが仕事の難しい部分です。
(2)現在のお仕事の魅力
渉外の魅力は管理者の色が強いところだと思っています。
私自身、強い組織を作るという部分にすごく興味があるんです。
例えば、強い組織を自分が作るためにどういう仕組みを入れたらいいのかとか、メンバーにどういうマインドでいてほしいのかとか。
でもそこにはすごい課題があって…というのを現場で試行錯誤出来るので、今の仕事にやりがいを感じますね。
社内には自分のキャリアを考えて目標設計をしてくれたり、そこに向かってちゃんと考えてくれる上司がたくさんいて、働いている人達は良い人が多いです。それは自信を持って言えます。
(3)就職活動を振り返って
人材業界しか見ていなくて、有名な企業を受けまくってた感じですね。
恥ずかしい話ですが、就活を早めに終わらせたかったんです(笑)
そもそもなんで人材かというと、就活フェスに行ったときに一番最初に聞いた会社が人材会社で、プレゼンがめちゃくちゃ上手だったんです。
そこで人材業界の魅力に気づいて、自分の背景が重なって人材業界に決めました。大学時代は理系でエンジニアなど、理系就職も考えていました。
ですが部活をやっていたおかげで自分が楽しいと感じることは、組織の勝利に貢献するとか、組織を動かすことが楽しいんだっていうことに気づいたんです。そこから組織を作っている根幹は「人」だと思って、「人」に関わることを仕事にするって人材業界しかないと思いました。
「人と関わっていろんな仕事をする」っていうのはどの業界でも出来るけど、「人に関わることが仕事になる」のは人材業界しかないと思います。
あとは人材業界に入れば、いろんな業界を網羅的に知って自分の視野を広げることができるっていう思いもありました。
実際いろんな仕事を知れば知るほど、世界って広いんだなって思います。
就活のときは人材業界だけに絞っちゃいましたけど、もっといろんな業界を見て人材業界を選んでおくべきだったなっていう後悔はあります。
ただ、今できていることに関しては満足しているので結果的に間違いじゃなかったなと思っています。
(4)アメフトの経験が社会に出て活きたこと
驚くべきことに全てにおいて活きています。
仕事で「PDCAを回す」って言葉をめちゃくちゃ聞きますけど、部活でも同じことやっていたんだなと感じます。
例えばウエイトトレーニングで前はこの重さが上がったから、今日はこの重さで挑戦してみようって重量を上げてみて、それでも上がらなかったらもうちょっと今の重量でやればいいんだなって気づく。それって小さなPDCAだと思うんです。
あとは、つらい時に踏ん張る力は部活で得ました。
大学時代のように目指すものがあったり、自分がなりたい姿のために頑張ってるんだって思えば、いくらでも踏ん張れるんです。
たとえつらいことがあっても、今まで自分が乗り越えてきた過去の経験に照らし合わせるとあの時の経験が本当に役に立ちます。
社会人においてもプライドがある人は本当に強いと思います。
部活をしていた人は、ここで逃げ出したら人としてダサいっていうプライドが絶対あるはずなんです。部活で一番学んだことはそのプライドをちゃんと自分で持つことでした。
今大学で部活動をしている人達には、なぜ頑張れているのか分からないかもしれないけど、少なからずそこから逃げ出すことが嫌だった自分がいて、それを大事にできた自分ってすごいんだぞって自覚してほしいです。
自分で選んだ部活を最後までやるってすごいことなんです。
(5)今後のビジョン
とりあえず偉くなりたくて、お金を稼ぎたいです。
自分がやりたいことはその時々で変わると思うので、自分がやりたいと思ったときにそれを掴める能力が欲しいです。
昔、入社して一番最初の上司に「今のお前に見合った給料しかもらえないから」って言われたことは今でもすごく覚えています。
自分が生み出す価値に対しての対価がお金なのであれば、それはどんな手段を使っても稼ぐんではなく、稼ぐ能力をきちんと身に着けた状態でその対価をもらいたいんです。
何になりたいとかはないんですが、常にそういう準備ができる状態でありたいとは思っています。
全ては積み重ねでしかないので、今はとにかく目の前の仕事を全力でやるってことしかないですね。
アメフトでも、明日から試合出ろって言われてもいきなり出られるわけが無いです。練習でミスして、先輩に怒鳴られて、なんだよ!って思って努力して試合に出られるのが1~2年後の話だと思います。
大学の部活は4年で完結させないといけないけど、社会人はここから40~50年かけて完結させるので、下積みを頑張らないといけないなって思います。
(6)就活中の体育会学生に伝えたいこと
社会にはヒト・モノ・カネ・情報のどれかによって利益を生み出している企業しか存在しないので、その4つの観点から業界分析をしてほしいです!
極端なことを言うと全業界、すべての大手企業のホームページを見てほしいです。そうすれば自ずと行きたい業界が見えると思います!
もし今自分が就活中の大学生に戻るなら、ヒト・モノ・カネ・情報の観点から全部1社ずつでいいから大手企業の説明会を行ってこいって言います。
とにかく広い視野を持ってほしいです。
視野が狭くなってしまうと非常にもったいないと思います。
自分が興味ないと思ったことに対して、あらゆる可能性を潰すんではなく、本当にその会社で自分が将来的になりたい姿になれるって思ったところに決めてほしいと思います。
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