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2023年お世話になりました

本日は2023年12月31日。いわゆる大晦日です。
今年一年、大変お世話になりました。
皆様、お忙しい中だとは思いますが、お手すきになりましたら読んでやってください。


コールリーダーの重圧

昨年の暮れに、藤枝MYFCのコールリーダー(コルリ)に任命されて、試行錯誤しながらこの一年間を走り抜いてきました。

https://note.com/preview/n6d82543ae97e?prev_access_key=c6fe22015329c1f178c67e0601de20e3

アウェイいわき戦で始まり、ホーム長崎戦、秋田戦、そしてアウェイ甲府戦。
J2クラブの諸先輩サポの応援は統率が取れていて、人数も多く、声も大きく、手拍子も揃っていて、とてもカッコいいものでした。

それに引き換え、藤枝の応援は人数も少なく、声も小さく、比較になりませんでした。
それはリードが悪いからだ。

生まれて初めてのコルリ体験で、開幕当初はチャントやコールのタイミングもデタラメ。リーダーと言われても、応援を統率できない。ゴール裏を一体にすることができない。そんな重圧に悩み続けていました。
逆転負けを喫した甲府戦で、その苦悩がピークを迎えました。

(やっぱり自分にはコルリは向いていない。コルリなんてできない。辞めたい。辞めたい…)


楽しめ!

リードはもちろん、応援自体が楽しくない。
このままではサッカー自体が嫌いになってしまう!
甲府戦の翌朝、気がついたら沼津に向けて車を走らせていました。
アスルクラロ沼津対カターレ富山の試合会場である愛鷹へ。

沼津のクルヴァヘ侵入

J3時代は同じ県内のライバルクラブ。
そのゴール裏に入るなんて、いわゆるスパイ。自殺行為みたいなものです。
しかし、その時の自分は頭の中が真っ白で、(とにかく何でもいいから刺激が欲しい。吸収したい)の一心でした。

他チームのサポーターはどんな応援をしているんだろう?どんなリードをしているんだろう?

これは結果的に【大正解】でした。

沼津の若きコールリーダーが、サポーターの顔を見て、声をかけ、奮い立たせる。
それにサポーターが応える。声を挙げる。歌う。手を叩く。
沼津のチャントは歌詞もわかりませんでしたが、一緒になって声を挙げ、歌い、手を叩き、ゴールにはハイタッチで喜びを分かち合う。
素直に【応援って楽しい】、【応援は楽しもう】と気持ちが晴れやかになりました。

沼津の応援をする藤枝サポ2人


ブーイング?

翌週のホーム東京ヴェルディ戦は、初めてのオリ10クラブとの対戦。500人の大応援団。ホームジャック。
それでも気負いすることなく、気楽に試合に入ることができました。

オリ10コエェ〜

試合結果はご存知の通り、0-5の大敗。
力の差を歴然と見せつけられたホームでの大敗に、試合後はゴール裏も呆然としていました。
私もその一人でしたが、意を決してゴール裏に問いかけました。

ホームでこんな負け方をして悔しいよね。
でも選手たちは最後の最後まで1点返そうと走りきったよね。それでも点は取れなかった。選手たちも悔しいんだよ。
ブーイングしたい人はすればいい。拍手したい人もすればいい。それはみんなに任せます。
でも僕はサポーターとしてコールを送りたい。歌を送りたい。

と、試合後の挨拶に来る選手たちをMYFCコールで迎え、チャント『俺らの力』で選手たちの背中を押しました。
小笠原選手が先日ノートで、

もし本当に選手に何かを感じてほしいと思ったとき、僕の場合1番キツいのはずっと信じて待っているよというスタンスです。

2023振り返り|小笠原 佳祐 @ogswraksk #note #今年のふり返り https://note.com/turtle314/n/ndf406800dcd4

と書いていました。
アウェイ千葉戦でも矢村選手から『ブーイングしてくれた方がいい』とも言われました。

ありがとうヤム

ですが、選手全員が最後まで戦い抜く藤枝のサッカーには、ブーイングを送る気持ちになれないです。

静岡三国決戦

藤枝が初のJ2昇格を果たすと同時に、清水エスパルスとジュビロ磐田が降格をして、県内3クラブがJ2に揃うことで実現した【静岡三国決戦】。
歴史的に遅れを取り、地域的にも両クラブに挟まれた藤枝は、ホームタウン内でもサポーターやスポンサー企業を奪われ、応援でも戦力面でも格差は明白。
それでも藤枝らしい面白いサッカーを魅せれば勝てない相手ではない。新たなファン、サポーターを増やせる。と感じていました。

5/13:清水 5−0 藤枝
5/17:藤枝 0−1 磐田
7/16:磐田 4−1 藤枝
9/30:藤枝 2−0 清水

結果は上記の通り。1勝3敗とはなりましたが、真っ向勝負の清水に勝利できたことは、クラブの歴史に強く刻まれました。
6割以上をオレンジで染められた藤総。しかも4ヶ月ぶりのホーム勝利で、ゴール裏の歓喜も爆発!
90分間歌わずにガマンして、試合後に高らかに歌った『俺らの力』チョ~気持ち良かった!!


嵐と涙の熊本戦

その清水戦の前日譚。
7月5日のアウェイ岡山戦で勝利して以降、0勝2分6敗と長いトンネルに入ったMYFC。
残留争いをしていた栃木にも負け、須藤監督からも覚悟の言葉が発せられ、いよいよ背水の陣となったアウェイ熊本戦。
試合前には激しい風雨と落雷で、試合開催も危ぶまれましたが、スタッフの努力により定刻にキックオフ。
藤枝らしい超攻撃的サッカーを抑え、守備から入るスタイルに変えてきたが、熊本が古巣の小笠原選手の魂のゴール、久富選手の追加点で2ヶ月ぶりの勝利を掴んだ。
もしあの試合で負けていたら、、、との想いもあり、ゴール裏は涙で溢れました。
試合後の小笠原選手のインタビューも泣けたなぁ~。

17,800人の熊本サポ


1年を振り返り

天皇杯も含めて全43試合。北は秋田、南は熊本まですべて現地応援することができました。
これは大きな病もなく過ごせたこともありますが、文句も言わず送り出してくれた家族に感謝です。
でも高校演劇部に所属する次男の公演に、試合と重なって行けなかったのは、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

肝心のリードについては、結局最後までうまく出来なかったなぁ。
滑舌が悪く、リズム感もない自分のリードじゃあ、みんな大変だったろうなぁ。
そんな応援に合わせてくれた皆様には、感謝しかありません。本当は文句の一つや二つや百八つぐらいあったことでしょう。
本当に本当にありがとうございました。

コールリーダー生活終了

これにて、私の人生初のコールリーダーはおしまいです。
来年2月で50になる年齢と体力面。そして全試合参戦した経済的負担で、来年以降も続けることが困難であること。
そして何よりも、後任としてやる気溢れる若者たちが出てきたことで、安心して自身の役割は終えることができます。

元々、ニワカサポである自分がコルリを務めることに抵抗もありましたが、他に協力してやってくれそうな人もおらず、1年間ほぼ一人でやることになりました。(トラブルで試合途中に無茶振りでお願いしたA大宮戦とA徳島戦、そして立候補してくれたA千葉戦は、2人のO君に感謝!)

来年からは、いっっさ君ら若者たちが『やりたい』と立ち上がってくれました。その言葉が非常に嬉しいんです。
彼らがどんなリードをしてくれるのか、今からとても楽しみです。
私は彼らのサポートにまわります。
皆様も私の時以上に、彼らと一緒に熱くサポートしてあげてください!

ちなみにコルリを辞めても、MYFCの応援は辞めません。
来年もホームゲームはたぶん全部行きます。
アウェイは行きたい所に、行ける時にだけ行くようにして、もう少しゆっくり楽しませていただきます。

スタジアムで会ったら、また気軽に『アゴちゃん』と声を掛けてください。グータッチしましょう。男性にはハグ(アゴ刺し付き)もします。

最後に

今年一年、スタジアム等でお会いした藤枝サポーター、対戦相手のサポーターの皆様、そして藤枝MYFCの選手、スタッフ、フロント、パートナー企業、ボランティア、アカデミー、ご家族、自治体の皆様、本当に本当にお世話になりました。
この一年間楽しく過ごさせていただけたのは、皆様のお陰でございます。来年も何卒よろしくお願いいたします。

それでは皆様、良い年越しをお迎えください!!

来年もピクヨロ〜♪

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