二次面接以降で落とされるあなたへ
エントリーシートも通って、一次面接も通った。ところが、二次面接以降はどんな会社を受けても内定や最終面接まで漕ぎつけられない。
たまにこういう人がいらっしゃいます。こういう方は採用する人からどういう位置付けにいるのでしょうか?そして、内定まで行くには何が足りていないのでしょうか?
一次面接では、若手の人事担当者が出てきます。ここで大事なのは、この人たちは「管理職」ではないということです。
この人たちのミッションはあくまでも「この学生と一緒に働きたいか」を判断することです。
そして、管理職ではないので、普段の業務中に、自社の経営に直接携われてはいません。間接的には携わっていますが。管理職や役員層がやってる社会の流れを読んで、この事業を新しく始めようと決断したり、社内のこんなところをもっと良くしようと決断する立場にはいないんです。
これに対して、二次面接以降に出てくる面接官はそもそも皆さんと年が離れています。共通の話題なんぞほぼないと考えていいでしょう。
皆さんの前には二次面接以降の面接官として現れますが、普段彼らはどんなお仕事をしているのでしょうか?
少なくとも課長だったり、最終面接では部長、それよりは偉い人たちが出てきます。この人たちは経営のプロと呼べる人たちです。会社の命運が懸かった決断をするのがお仕事なのです。例えば、高い機械を買ったり、投資への許可を出したり。
その中の一つに、多くの学生の中から選りすぐられた採用候補者のうち、1億円近い額を投資すべき学生を選ぶお仕事もあります。
学生を採用するのは、めちゃめちゃコストがかかります。お給料払わないといけないし、保険も入らせないと企業が社会的に抹殺されます。戦力になるまで時間だって必要ですし。そして育ったかと思ったら辞めていきます。
経営者側の理屈からい機械やシステムを軽く凌駕するほど高くつく買い物なのです。
「人柄そんなに悪くなさそうだし、うちに来てもいいけどね?ちゃんと投資に見合った分の働きはしてくれるの?」
こういう風に考えられていると思ってください。
志望動機ややりたいことがきっちり説明できないと、「こいつに投資しても、たぶんかけただけの金は回収できなさそうだなあ」と判断されます。
一次面接以前で問われなかったとしても、二次面接以降では必ず聞かれます。必ず、「自分に投資してもらうことでこれだけの利益を挙げられます。根拠は〇〇です」と、ある程度日本語がわかる論理的な人に伝わるように説明できるよう準備してください。
そうしないと、一次面接止まりの人で終わってしまいます。それでいいなら止めはしません。
ほとんどの場合、一次面接の面接官とそれ以降の面接官とでは学生に向ける目線が変わる。このことを頭の片隅に入れておいて下さい。