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【映画感想】聖闘士星矢 The Beginning【ネタバレなし】

「聖闘士星矢 The Beginning」観た!
久々に、ヘンテコハリウッド実写化作品にであった気分!
俳優陣が上手いから最後まで画力は保つんだけれど、ストーリーと世界観設定と展開が非常にポンコツ感があり、最終的にはボコボコに叩くほどじゃないんだけど面白くない映画だったなと着地します。
真剣佑のご尊顔じゃなかったら約2時間はキツかったろうなぁ。

今作は、日本の人気漫画「聖闘士星矢」の実写映画化作品。
真剣佑のハリウッド初主演映画という話題性以外ほぼなく、みんなマリオに夢中の状態で公開された作品です。
ストーリーは、スラム街の闘技場でバトってた星矢が「小宇宙(コスモ)」を発言し謎の組織に追われる!?
みたいな感じで始まります。
バトル物の実写化ってなんですぐに地下闘技場でバトルし始めるんだろうね。
とりあえず今作は、真剣佑が最高です。
真剣佑が観たい人以外はとりあえず見に行かなくてもいいかもしれません。
ご尊顔の素晴らしさ、殺陣や型をやってるときのキレがマジで素晴らしい。
真剣佑が自身が動いて演じてるところはとにかくクオリティがすんごいのよ。
他の俳優も「X-MEN」でジーン役だったファムケ・ヤンセンや、「ロード・オブ・ザ・リング」でボロミア役だったショーン・ビーンなど上手な役者がおおくて見ごたえはあったね。

ただ、全体のテンポ感が遅いというか、もっと省略できるところがいっぱいあったと思う。変にキャラクターたちの内面を丁寧に説明する描写が多すぎて全体的に間延びしてるんだよね。
これが90分に収まってたら全然印象が違うと思う。
あと内面は丁寧に説明するのに、キャラクターたちの行動に関しては頓珍漢。
完全に無駄死にしてるやつもいるし、意味不明な立ち回りしているやつもいるし、いつの間にかいなくなってるやつもいるし。
筋書きに全体が振り回されて整合性が取れていない感じ。
あと、CGの戦闘シーンが結構な確率でダサいです。
そんな、腰が入ってないパンチが威力高くは見えないんですよ・・・。
あとはスロー演出でしかアクションを描けないのか・・・とかね。
役者陣の殺陣のクオリティのほうが高かったので・・・もっと実写で頑張ってCGを添える感じにしてほしかったなぁ。

そんなわけで、Beginningですが今作で終わりじゃないかな。
変に振り切れてないので普通に面白みにかける映画です。
つまらなくはないけど、面白くもないかな。
ダサすぎて笑えるところは何箇所かあります。
個人的に、おすすめしたいのは似たような映画の構図で成功した「モータルコンバット(2021年制作)」と比較しながら観ると、明確にココ失敗してるなぁって認識しながら鑑賞できると思います。
でもまぁ・・・映画チケット代を「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 」か5/3公開の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」にシフトするほうが正解かなと思います。

真剣佑・・・ジョン・ウィックにでないかなぁ

(42点/100点満点中)


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