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【映画感想】キングダム2 遥かなる大地へ【ネタバレなし】

総括

「キングダム2 遥かなる大地へ」観た。
クソ映画ではないよ。ただただ退屈な場面が多めな凡作です。
スケールがデカくなったが、主人公たちのミニマムな視点からしか語られないためスケールがデカくなった意味がほぼない。
戦争の全体像を伝えることを疎かにしているため、主人公たちがどこにいるのか戦況がどうなっているのかが一切わからないため場面転換が非常に唐突に感じるところが多い。
アクションも大味になり前作よりも見どころはなくなりました。
もう次は映画館で観なくていいかな。


感想

今作は、映画「キングダム」の続編。(前作の感想
漫画が原作で、監督も引き続き佐藤信介監督。
今作は蛇甘平原編っていわれる5~7巻のストーリーになります。
良かったところはストーリーが分かりやすいところと、基本的にはテンポがいいこと。
あとは俳優のチョイスぐらいかなぁ・・・。
ここが感動ポイントです!っていう感じで音楽がわかりやすく壮大になってくれるところとかは笑えたからある意味で良かったところと言えるかもしれない。

漫画原作映画あるあるの気になる点がいっぱいある作品です。
・会話劇が多い。
・ひとり語りが始まり、そして長い。
・唐突な決めポーズや決め台詞が入る(どんなに鬼気迫った場面でも)
慣れすぎてハイハイってなるけどファンサービスの必要性とかオリジナルだされて違和感や怒りを覚えるよりはまだいいかなというラインがいっぱいある作品。
これ、映画じゃなくて、舞台や演劇なら気にならないんだけど映像を信じてなくて全部口で説明してしまう感じに映画では捉えられてしまうんだよね。
呆れるけどつまらなくはない・・・。退屈だけど。
今作の致命的なところは地形や戦争の全体像を伝える努力を怠ったのが非常に悪影響を出してる。
大軍に突っ込んだのに、次の場面では後ろにいた数千人がきえて数十人になっていたり、だだっ広い平地にいたのに唐突に森の中とか・・・。
主人公たちのミニマムな視点しかないのでご都合主義的に舞台が変わってしまって鑑賞者がおいていかれる現象が起きている。
ゲームのマップじゃないけどずっと主人公たちの位置とか表示してくれたほうがまだ飲み込めた。
個人的に、漫画を再現することや見せ場を作ることが重要で、ディテールは二の次ということが見て取れるんだよなぁ。
色んなところでノイズが強い作品でした。
フェードのダサさと過去がたりの長さも健在です。

そんなわけで前作よりは見どころがないが、最後までなんとなーく鑑賞できる作品には仕上がってました。
続編も決まっているようですが、もう自分は見なくてもいいかな。
あと漫画を読んでいるせいもあるんだけど、映画キングダム30とかまでやる気なんかな?続けるには・・・ちょっと・・・省略もできないし・・・
そんなことも思いこの辺でサヨナラしておこうと思います。
あとは・・・映画的にA級っぽい感じ出しながら実際B級のしあがりなの・・・フィクション関連進化しないよね・・・
キングダムがヒットすることで技術力がついていくといいね。
しらんけど。

(48点/100点満点中)


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