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【映画感想】映画「ミステリと言う勿れ」【ネタバレなし】

総括

映画「ミステリと言う勿れ」観た!
原作の漫画通り・・・ではあるものの・・・個人的には映画ということで捻りが欲しかった。特に良し悪しはあるがTV版が独自の改変も入れているのであり制限の中で遊んでほしかったんだけど・・・非常に優等生な仕上がり・・・かつ場面の途切れ方がTVでCM入れるんだろうなっていうダサい間が多い作品でした。
畳み掛けるような真相解明シーンみたいなテンポの畳み方をしてほしかったな。

感想

今作は、漫画「ミステリと言う勿れ」のフジテレビ実写ドラマ版の劇場版作品。主演はドラマから引き続き菅田将暉。
狩集家遺産相続問題の話は長めなので、映画でまとめてやってしまうというのは正解だね。
テンパ大学生の久能整くんが、広島で事件に巻き込まれるお話。
全体的に漫画リスペクトが強く、丁寧に描いてる。
違和感があるところもしっかり伏線として機能して、おいていかれずに一緒に推理ができるようなテンポ感に仕上がってます。
TV版より、コミカルさは薄め。だからといってシリアス感も薄め。
これが個人的にあまり良くない方向に働いているように感じるね。
また、原作がそうだからなんだけど、舞台が非常に狭いのよ。屋敷の敷地内でのお話が大半なんだけど、大きく使わないで屋敷か蔵ばかりの場面なのよ。
だから迫力がない・・・間延びしてる感じ・・・。

この映画を見終わった感想としては面白かったがスペシャルテレビドラマとして、2夜連続放送とか2時間ドラマとしてやってよかったレベルじゃない?
結果的に、スケール感もなければシリアス感もない。
個人的には八つ墓を劇中に名前を出すぐらいだからもっと怪しげな雰囲気にしてよかったと思うんだよね・・・。
伝承に関しても、漫画原作者の絵じゃなくて、舞台とかでオドロオドロしい昔ばなしとかに改変してくれても良かったのに・・・。
あとは、最後、どうしてもいい話風で終わらせたくてしかたなくてグダグダってっするのよ。
楽曲にまで頼って。
つまらなくはないが、ダセェ。

面白いけし、わかりやすい。
けどオーラがない。迫力がない。
スペシャルドラマでもよくない?
そんな映画でした。

(60点/100点満点中)

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