【映画感想】ゴジラ-1.0(マイナスワン)【ネタバレなし】

総括

「ゴジラ-1.0」観た！
個人手に序盤ヒエヒエ、中盤うーん・・・だけど最後で畳み込まれて面白かった気がする！！！！！
に変貌した不思議な体験をする映画でした。
鑑賞後の感覚が良すぎて評価しそうになるけど・・・駄目なところ・・・そこそこあったよね？
普通に面白かったです！なのかな？

感想

今作は、「ゴジラ」シリーズの最新作。
ゴジラ生誕70周年記念作品になります。
監督は山崎貴監督。
基本的に多作な監督さんで、当たり外れが非常にある監督だと個人的には思っています。
「ジュブナイル」、「リターナー」、「寄生獣」は好きになれるけど、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」、「ドラゴンクエスト ユアストーリー」は許せんぞ・・・。
ぐらいな感じなので今作全く期待せずに見に行きました。

ストーリーは戦後日本にゴジラ襲来！どうする！
という感じのストーリー。
前半部は主人公説明とゴジラの導入。
ここが結構、個人的には演出がイマイチ。
これ・・・ゴジラ？みたいな違和感とジュラシックパークを彷彿とさせるような演出が多くて既視感ばかりだったんだよね。
中盤からは舞台となる東京の説明がメイン。
ここは、さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」を撮った監督と感じさせてくれる人情を感じる演出がすごく上手かった。
ただ、ゴジラが入ってくると、監督のとりたい画を重視しすぎた違和感しかない状況が多くある。
ぼーっとしてる人々の映像が多かったり、ゴジラは色んなことしてるけど、人間の死に方が非常にワンパターン。
そこで、個人的には結構萎えてた。
ただ、終盤でアガっちゃった！盛り上がっちゃった！泣きそうにもなった！
中盤までの人々の動きや、ゴジラの動きが不明瞭でご都合主義すぎだろってノイズをずっと抱えていながら最終的に感動したし面白かったなってなった。
すごい、ありきたりで、チープなんだけど、うまくハマってる。
いろんな人気映画のコラージュじゃねぇか！ってわかってるのに感動させられてしまったので困惑してる。

そんなわけで、絶賛は出来ないけど、チケット代以上には面白い作品に仕上がってる。
観るか悩んでる人がいたら勧める。
ただ、観る気がない人には勧めない。
そんなぐらいなバランスの映画でした。

(72点／100点満点中)