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【映画感想】ストレンジ・ワールド【ネタバレなし】

総括

「ストレンジ・ワールド」観た!
面白く興味深い世界が楽しめたけれど、時間が経つごとに・・・全体的にスケールダウンしていく。
語ることがシンプルなんでけど、個人的には”家族”についての掘り下げが浅いというか・・・家族というものが良いものという絶対視もなんだかなぁ。
ポリコレ描写もとりあえず入れとけぐらいの感じで非常に甘い。
結果的に浅い作品に感じたよね。

感想

今作は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの61作目の作品。ミラベル以来だね。
「ベイマックス」、「ラーヤと龍の王国」を監督した、ドン・ホール監督。
正直、信頼が強い。
棒家日課が未知の世界を冒険するアドベンチャー映画。
インディ・ジョーンズとかスター・ウォーズオマージュを入れながら未知の世界を探索するという楽しみがふんだんに盛り込まれていた作品。
そして今作は、「家族」というテーマで、さらに「父親」というものに焦点をあてて描かれます。
冒険を経て、家族が成長するそんなストーリー。安心して見れます。
気持ち悪さと可愛さを内包した生物がマジでいい。
また、序盤ではよくわからなかった行動理念も観終わったあとは非常に納得できるので気持ちが良かったね。

全体的なストーリーはわかりやすくて良いのだけれど・・・マッチョイズムが強いのがなんともなぁという感じ。
それを、現代的になにかメッセージに変えるなら良いんだけど、そこまでの意図はなくやっぱり家族って良いよね!
というような流れに向かうことで作品全体もチープ化していくんだよなぁ。
最後の展開も含め、世界自体を理解したときにあいまって、この作品は心に残らない作品に仕上がってる気がします。

色々書いたけれど、面白く、シンプルで楽しめる作品。
子供さんとかと見るならめっちゃおすすめ。
観る前までは、「すずめの戸締まり」にスクリーンとられまくって損してるなって思ったけれど・・・鑑賞した今、映画館側の判断が非常にクレバーで正しい判断だなぁと思ってしまったよね。
多分、短期間で終わる気配がするのでディズニーファンは早めに鑑賞しに行ったほうが良いかな。
過度な期待をしないでね。

(66点/100点満点中)

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