【映画感想】劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク【ネタバレなし】
総括
「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」観た!
これはファンムービーです。
映画単体として語るのはまぁ卑怯なので、物語に関してはなんとも言えませんが。
終盤の熱量と楽曲と演出の良さは素晴らしかった。
基本的には終始ピンとはきてなかったはず・・・なのに最後なぜか目頭が熱くなりました。
不思議な体験でした。
感想
今作は、スマホゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の映像化作品でオリジナルストーリーになります。
自分はゲームをやってません!タイトルは知っているしキャラは知ってるけど世界観は知らない!というまぁなんで観に行ったのかな?みたいな属性です。
そんな人が観に行ったらどんな感想を抱いたのかを読んでいただけると・・・。
今作は独自の世界観である「セカイ」とバーチャルシンガーたちの関係性は、”恐らく”ゲーム内で描かれているため基本的には説明がされません。
とりあえず情報が多い。というか世界観理解に時間がかかります。
でも、知識がなくても中盤ぐらいで世界観の咀嚼ができたのでだいぶ飲み込めるようになりました。
また世界観とは別で、キャラクター数が非常に多く、そしてチームもあるので誰がどれで、どれが誰の?の情報整理が忙しいです。
個人的にはストーリーの推進力が”初音ミク”ではあるものの、問題自体が非常に抽象的で具体的にな何をどうしたらいいのかが終始ぼんやりしていたように感じます。
世界観は理解できたけど・・・なんの物語なのっていうハテナがずっと浮かんでいるんじ。
ただ、終盤にキャラクターたちが一斉に指針を出してくれることで非常に観やすく、そして話に乗っかりやすくなったのはめっちゃ良かったです。
そして、パフォーマンスと楽曲、それが織りなす熱量は中盤までぼんやり観ていた割には非常にグッと来るものがあり、問題に対してキャラクターたちが真摯に向き合っているのも相乗効果をもたらして、目頭が熱くなりました。
ファンじゃないのに観に行ってごめんねというのが先にきますが、結果良かった作品でした。
今作は間口を広げる作品ではなく、愛してくれている人たちへより深めるための物語になっていたのでは?と思います。
あと、取り組みとしておもしろかったのは、初音ミクの舞台挨拶があり、撮影OKだったこと。
あとアフターライブというものがあり、週替り?でたのしめること。
連れていてもらったミュージカル刀剣乱舞をなんだかおもいだすような構成だったわ。
いやぁファンなら1度観たあと応援上映楽しいやろねぇ。
毎週、挨拶やライブ内容も変わるし。
個人的にはVivid VAD SQUADが良くて、初音ミクを媒介するとこのジャンルまで楽曲を聴いてくれるファンがいるって豊かすぎる環境って感動しちゃった。
そんなわけで、プロセカプレイヤーはとりあえず観に行ったほうがいいんじゃないかな。
何も知らん人は、ゲーム八馬手興味を持ってからスタートがよいのではないかな?
(65点/100点満点中)