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【映画感想】ゴーストバスターズ アフターライフ【ネタバレなし】

総評

「ゴーストバスターズ アフターライフ」観た。
正直・・・革新的ななにかはなく、また今後につなげる魅力もなく、ただ過去のシリーズファンに接待をするという作品に仕上がってしまった作品でした。
新しい主人公たちは魅力的だったのに・・・。ファン接待による全てが死んだ作品でした。

感想

今作は、1984年の映画「ゴーストバスターズ」のシリーズ作。
監督は過去2作のアイヴァン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマン。
もともと、「ゴーストバスターズ2」のあとの続編の話があったものの、メガネ天パであるイゴン・スペングラー役のハロルド・ライミスが亡くなったことで頓挫したんだよね。
その後、リブートとして作った女性版「ゴーストバスターズ」すごいよかったよね。だけど今作はリブート版は無視する形の作品です。
「ゴーストバスターズ2」の続きものが今作。
イゴン・スペングラーがなくなり、相続で孫がゴーストバスターズの道具に気づき、意図せず引き継ぐぜ!
そんな話になってます。
新主人公たちはめっちゃキャラクターが立っててすごいよかったの!
だけど・・・ゴーストをハントすることの価値が現代にないことを描いてしまっているため・・・おじいちゃんの意思をついでゴーストハントをしても映画内では世界を救っている風だけど誰も認知していない自己満足の状態になってしまっているせいで全体的にノれない。
客観的に見れば世間に迷惑をかけてるところしかないよね。の状態。
今作は主人公たちの話ばかり語ってこじんまりしてしまったのが良くない。
街を描いたのだから、ゴーストに翻弄される街の人々、そしてゴーストハントの意義を再提示することが絶対的に必要だったのに・・・。 
それをしなかったから・・・結局何がしたかったの?という状態でおわってしまう。
また、中盤以降古参ファンサービスしかない。
新規を獲得とか、今後繋げる意思もなくハロルド・ライミス追悼作品としてしか機能していない作品に仕上がってました。
終わり方はひどいものだと個人的には思ったよ。
ただ、今作主人公であるマッケンナ・グレイスが尋常じゃなくかわいい。
まじでかわいい。あとストレンジャー・シングスで主役を張ってるフィン・ヴォルフハルトくんがだいぶ大きくなって出てるのを微笑ましく観たよね。
そのぐらい。

ストーリーは荒い。けれど84年の「ゴーストバスターズ」らしさだけで語るならこれでもかと継承している。
ただ、個人的には2022年のいまそれ"だけ"を再現するのは非常にナンセンスとしか思えませんでした。車の銃座とかすごいキャッチで良かったのに根本のストーリーと過剰なファンサービスへの舵切りが非常に悪く出た作品でした。

(40点/100点満点中)

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