映画「ハニーレモンソーダ」観たよ〜！

※ネタバレを大いに含みます。

2021年7月9日に公開された映画「ハニーレモンソーダ」は、動く少女漫画！

大人が出てこない世界。

初めの方のシーンの入学式の看板を片付けてる大人と、担任の先生に違和感を感じるくらい。
本当に高校生の青春の世界。
その中でも過去があって、出会いがあって、動く気持ちがあって、ライバルへの遠慮があって、気づきがあって、立ち向う勇気もあって。
羽花ちゃんの、界に出会ってからのめくるめく日々の変化が丁寧に描かれてる。

好きなシーンの一つが、中学校時代のいじめっ子に見つかってからのシーン。
靴を隠されて、ゴミ置き場に上履きで向かう羽花ちゃん。
靴を拾って履き替えた頃界が来るんだけど、
そこで界が「言えよ、助けてって」って声をかけるんだよね。
それに対して「……誰に？」って羽花ちゃんが返すんだけど、
そこまで界くんにピントが合わないわけですよ……その、見せる技術に脱帽です。
誰に？と言われてハッとする界の表情でようやく界の顔にピントが合うんだけど、
羽花ちゃんは本当に塞ぎ込んでいて、石だと思いこんで、じっと我慢してやり過ごすことで耐えていたから、助けを求めるって何？そして助けを求めてもいいの？助けを求めてもいい人は？っていうのが詰まってる。
そしてハッとする界の顔が美しいんだなぁ。

その後、部屋で高校のパンフレットを見つめながら入学前の回想に入ってその中で「変わりたい」と言っていて、次の学校でのシーン。
いじめっ子に立ち向うんだけど、押し飛ばされちゃう。
「言えよ、助けてって」
泣きながら「助けて」って声に出して、
「よくできました」からの頭ポンポン！！！！
「次こいつになんかしたら、タダじゃおかねーから」といじめっ子を追い払って、

「助けて欲しい時俺呼べ。飛んできてやるから。俺ね、空飛べるんだ」

ここ！！！！
このカットは羽花ちゃん目線と思って良いのでしょうか！？
羽花ちゃんにはヒーローに見える角度！
そして「空飛べるんだ」と言ったあと、少しだけ揺れ動く瞳にちょっとの気恥ずかしさのようなものも垣間見えて、私の心の中にある埃すらかぶっていたんじゃないかという乙女心をギュッと掴まれました。

そしてそんなヒーローが席替えで隣の席になるなんて〜〜〜！！！

あゆみちゃんと悟がかわいかったり、芹奈と友哉が大人っぽすぎたり色々ありますが省略して。

映画は前半羽花ちゃんのターン、後半は界のターンで構成されているんだけど、
界のターンでも好きな所がある！いっぱいある！

界が学校を休んで、生徒手帳で住所を発見した羽花ちゃんがチャリで駆けつけてくれるんだけど、おかゆ食べる弱った界くんがかわいい〜〜〜！！！

そして自らが抱えていることに羽花ちゃんの純粋な疑問、知りたいという気持ちが迫っていることに気がついた界。
仲の良い4人に「界と羽花ちん気まずくない？」と言われるほどで。
クリスマスの買い出しに行って、バーでのバイト後、悟が待ち伏せしてて。
その後の界の部屋！斜め！！！！！！！！！で、界の気持ちが沈んでるというかバランスが取れていない、みたいなのが表現されてて！！！！そして苛立ちで手に持ってたコンビニ袋を投げつけることで当たる、と……。
見ているこっちが苦しい……でも、その理由は誰にも分からなくて、本当に界は隠してる。ひとりで抱え込んでいる。

また屋上でも、並行じゃなかったんだよね。界と羽花ちゃんのバランスが取れていない表現。
さらに、界羽花を映すカメラにも揺れがあって、その揺れが界の心情のようで苦しい…見てるこっちが苦しい……。
羽花ちゃんの言葉もまっすぐで、まっすぐすぎて、「たまに苦しくなる」「これ以上俺の心に入ってくんな」って界も避けちゃう。
屋上から学校内に入って廊下を歩く界、その横顔もまた苦しそう……。

でも、「言わなきゃいけないことがあるんだ！」って気がついた界くんには、羽花ちゃんに打ち明ける覚悟ができてて、チャリで爆走して羽花ちゃんの元に行くんだよね。

こう書いてると、思い出してまた見たくなるというハニレモしゅわきゅんループ……。

「うそが下手だなあ」って羽花ちゃんは芹奈に言うけど、
羽花ちゃんは「うそが下手だなぁ石森」って界に言われるんだよね。
それって羽花ちゃんと見てる側しか知らない秘密みたいでいい。
羽花ちゃんの友達ポジis私。みたいな。

あとあと！やっぱりエンドロール！映像もなんですけど、主題歌に毎回泣きそうになる。
やっぱりSnowManのファンなので、あの曲が聴こえてきた瞬間に8人が最年少を迎えにきてくれた気持ちになるんだよね。

歌詞も、ハニレモを見た後だとより、寄り添ってる曲だっていうことも感じる。
きっと最初から決まってたのさ…君を放っておけなくてknock knock knock…
心のドア… あいるびーゆあひーろー、どんな時も飛んでいくよ……

泣いちゃう。

2021年の夏は、
#ハニレモでしゅわきゅん ！！
#ハニレモでプルプル ！！