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2021年7月17日~18日 フィクションと私
【7月17日】
15時46分に目覚めた。「あぐり」を観る。感想ツイートを読む。面白いつぶやきがあった。
作家やミュージシャンが思想を作品で語るのは有りだし、そうあるべきだと思うんだ。ただ、現代はSNSあるから微妙よね。SNSってフィクションの体裁が取れないから、ダイレクトに本人思想と取られちゃう。https://twitter.com/gismnekogami/status/1416198945835872256
私はフィクションを書かない。書こうとしても書けない。何度か試みたものの、いずれも失敗した。
しかし戦略としてフィクションを使うというのは良い手だ。
口に出せば炎上しかねない内容を架空の人物に言わせる。反応が良ければ自分の意見とし、悪ければ「私の意見ではない」とする。
私は小説をほとんど読まない。興味が持てないのだ。これでは書けなくて当然だ。しかし小説家でありながら小説は読まないと公言している人もいる。読まなくても書くことはできるわけだ。
***
今までまったく読まなかったわけではない。少しは読んだ。基本的に興味がないため、読むためには何らかの理由を必要とした。「生き方を知るため」とか「教養のため」とか。そういう目的に合致するものを手に取ってきた。だから古典が中心となる。
ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』、ヘッセ『車輪の下』、ドストエフスキー『罪と罰』、ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』等々。人格形成に役立つと信じて、筋トレのように読んでいった。
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