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2021年1月15日(2)~16日 同音異義語の覚え方、翻訳時の謎の女言葉
【1月15日(2)】
前回の続き。VRChatで外国人に日本語を教えた(使用言語は英語。片言で対処)。
話題が同音異義語の話になった。橋と箸、川と皮などだ。文脈でわかるので、あまり気にしなくていいと教えたところ「でも覚える時に困る」との返事。
日本の文字を習得していない人の頭の中は、こんな感じなのかもしれない。
kawa→river, skin
hashi→bridge, chopsticks, edge (end)
kumo→cloud, spider
これでは確かに混乱する。平仮名やカタカナを覚えても、事情は変わらない。漢字を覚えればいいのだが、それには長い時間がかかる。
結局、フレーズで覚えることだと思う。「橋を渡る」「箸を持つ」「川で泳ぐ」「皮を剥く」など。これは他の言語の学習にも有効だ。英語学習本にもよく書いてある。
政治の話もした。日本の政治はどうかと聞かれたので「保守が強く、リベラルが弱いように思う」と答えた。理由までは言えなかったが、後でそれを考えてみた。
「日本経済は20年以上停滞していて、もはや成長する姿を思い描くことが難しい。それで改革よりも現状維持を好む人が多いのではないか」
みたいな感じになった。
私は普段あまり政治に関心を持っていない。しかしその場でくり広げられている政治の話は興味深いものだった。ほとんど聞き取れないながらも面白かった。なぜだろう。
きっと国際的な話だからだ。日本人同士で自民党だ共産党だと話すことには興味がない。
その場にいたのはドイツ人、アメリカ在住の中国人、そして私。具体的な話の内容よりも、いろいろな国の人間が、いろいろな国の政治の話をしている状況にワクワクした。
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