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2020年8月22日 フィンランド/牧場の少女カトリ/チャイニーズチャイちゃんねる
【8月22日】
13時34分に起きて、朝6時07分に寝た。
堀内都喜子『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』を読み終えた。しっかり休むフィンランド人には共感する。しかしそれは、より良く働くため。彼らは働き者なのだ。
僕は違う。とにかく労働したくない。労働の意義がわからない。「読書メーター」にも感想を書いた。
僕は昔からフィンランドに興味を持っている。高校生の時に『ムーミン』の物語を読んだのがきっかけだ。それから大学生の時に観た「牧場の少女カトリ」というアニメ。
この作品は素晴らしい。世界名作劇場シリーズのひとつで、1984年に放送された。
舞台は1910年代のフィンランド。カトリの父親は死に、母親は出稼ぎに出た。祖父母に預けられていたが、とにかく貧しいので、カトリも9歳にして奉公に出ることになった。そして家畜番として雇われる。
ある日、アッキという大学生が牧場に現れ、カトリに本をプレゼントした。彼女は仕事の合間にそれを読む。同じく家畜番のペッカは「本なんか読んで何になる。家畜番は家畜の番ができればいいんだ」と言う。
それを聞いていたアッキは「君は、一生家畜番をしているつもりか?」と問う。ペッカは黙り込んでしまった。アッキは続ける。
「ここは田舎だ。実にのんびりしている。しかし時代は動いている。フィンランドは今、ロシアに支配されているが、これも変わる。世の中が大きく変わって、今までの常識が通用しなくなる。そうなった時に備えて勉強すべきなんだ」
当時とても感動したものだった。ちなみに直後に政治犯として逮捕されるのだが、そこも名シーンだ。なお、上記のセリフは正確ではない。
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