わたし、低血圧なんで。
「毎日お弁当作るの、ほんと尊敬します」
「残り物と冷食詰めてるだけだよー」
「えー、でも朝作るんですよね?」
「まあねぇ、そんなに早起きでもないけどね」
「何時に起きるんですか?」
「平日は、だいたい6時」
「えー!すご〜!私絶対無理ー」
「朝弱いんだ?」
「そんなんですよー。私低血圧なんで。」
低血圧入りましたー!
心の中の小さな私が、レギュラー満タン入りました!のテンションで叫び散らしている。正直、朝作るんですよね?くらいから分かっていました。この会話の終着点は。
私の経験則ですが朝が弱い理由に低血圧をあげる女は、夜寝るのが遅い。朝が強い私だって、2時や3時に寝たら起きるの辛いですよ。それなのに、奴らは低血圧を理由にします。
これは『低血圧=女性らしい』という刷り込みがあるからだと思います。
W浅野みたいなワンレンイケイケガールみたいな女が、寝起きに髪をかき上げながら、だるそうに煙草を吸う感じが色っぽいというのは、わかります。トレンディドラマで、そうゆうシーンがいっぱい撮影されていた事も想像できます。
けれども、日本は令和です。昭和のトレンディドラマが生み出した虚像に尚も洗脳されている状況ってどうなんでしょう。
それに、言っておきたいのですが、ドラマに出るような美人がだるそうだから色っぽいのであって、一般人が低血圧でだるそうにしていても、それはただの不健康で不機嫌な人間。
作業時刻ギリギリに現れて、無表情で、髪をかきあげて、高いヒールでモンローウォークさながら、たらたら歩いてくる低血圧アピールのみなさん、目を覚まして!
そしてこれも経験則ですが、低血圧アピール女は冷え性女を兼務しています。
ちなみに私は低血圧です。