見出し画像

京都大学工学部物理工学科新入生はこれをやれ

京都大学工学部物理工学科2024年4月入学の私が、合格発表のあと(つまり3月)にやっておくとあとあと楽できることを紹介します。

1.偏微分

大学に入ってからの物理では、物体の運動を3次元空間で考えます。高校ではx軸上のばねの単振動や、点電荷から距離rだけ離れた点の電場といった、簡単に1次元で表せる物理しか扱いませんでしたが、現実の物理現象はそんな簡単ではないですからね。そこで必要になるのが偏微分です。偏微分は多変数関数のための微分です。簡単ではあるのですが、はじめのうちは混乱するかもしれません。京都大学工学部物理工学科1回生では後期の微分積分学Bという数学の授業で偏微分を習うのですが、なんと前期の物理学基礎論Aと基礎物理化学(熱力学)で偏微分を扱います(!?)。数学の授業で偏微分やってから物理で応用すりゃいいのに、京都大学では物理で先に扱うことになっててもう訳わからん!!だから入学前に偏微分しておくべきなんですね〜

偏微分の勉強は次のものを紹介しておきます。
1.みんな大好きヨビノリ

余裕があったら次のベクトル解析シリーズも観ておくといいです。京都大学物理工学科に入学できるレベルならほとんど理解できると思います。

2.参考書
参考書として次のものを紹介しておきます。

長谷川正之・稲岡毅 共著 ベクトル解析の基礎
この本は高校レベルの数学さえわかれば読めるくらいのレベルです。物理での話も具体例として載っているので、物理工学科の人はやりやすいと思います。1回生後期に履修する物理学基礎論Bでも活躍するでしょう。私はこの本のおかげで、(ナブラ)関連の計算がスラスラできるようになりました。
Amazonのリンク↓


他の本が知りたい方は、ヨビノリの動画を見てください↓



2.Adobe Scan

次に紹介するのは、Adobe Scanというスキャンアプリです。基本無料ですので安心してください。

↓Google play(Android)

↓app store

他のスキャンアプリも色々ありますし、好きなものを使えばいいと思います。ただここで紹介したのはちゃんと理由があります。京都大学では(というか多分多くの大学では)手書きで書いた課題やレポートを撮影してpdfファイルにしてオンライン上で提出することが多いです。普通にiPhoneで写真を撮ったら、pdfではなくjpegかなんかで保存されるので、撮ったものをpdfに変換する一手間を加えることになって非常に面倒です。(私は入学したてはこのやり方でやっていました。)スキャンアプリというものの存在を知らなければ、私のようにずっと面倒なことをする羽目になるのでここで紹介したわけです。

いいなと思ったら応援しよう!