【医学生の病気紹介】貧血
皆さんはいきなりめまいが起こったり疲労感を感じたことがありませんか?
実はその症状は貧血が原因の可能性が多くあります。
では貧血とはいったいなんなのかを紹介していきます!
貧血とは
貧血とは「末梢血中のヘモグロビン濃度が基準値以下に低下した状態」と定義されています。
ではこの基準がどのぐらいかというと
成人男性 13g/dl未満
成人女性と小児(6〜14歳) 12g/dl未満
妊婦と幼児(6歳以下)
と定義されています。
ではここからヘモグロビンとはいったいなんなのかをみていきましょう!
ヘモグロビンとは
皆さんが血液を思い浮かべた時、赤い血液だと思います。(ですよね…)
その赤い原因がヘモグロビンです。
赤血球は皆さん聞いたことがあると思いますがその赤血球の成分がヘモグロビンなのです。
ではそのヘモグロビンはどんな働きをしているかというと、
酸素を運搬する働き
を持っています。
ということはそのヘモグロビンが少なくなると、酸素を体に運ぶ量が減ってしまいます。
そうなるとめまいや疲労感を感じてしまうのです。
ヘモグロビンが減る理由
ヘモグロビン(赤血球)が減ってしまう原因は多々あります。
ただその中でも貧血の原因で最も多いのが
鉄の欠乏
です。
ではその鉄の欠乏が原因で起こる貧血をみていきましょう!
鉄欠乏性貧血
まさに先ほど説明した鉄の欠乏が原因で起こる貧血が鉄欠乏性貧血です。
ではなぜ鉄が不足すると貧血を起こしてしまうかというと、ヘモグロビンと鉄が深く関わっているからです。
実はヘモグロビンは鉄と結合することで作られています。
そのため鉄が欠乏すると、ヘモグロビン合成ができなくなってしまいます。
なぜ鉄が不足すると貧血になるかがわかった所で、鉄欠乏性貧血の症状や治療に関してみていきます。
症状
めまいに共通する症状としてめまいや頭痛がありますが、鉄欠乏性貧血にはそれに加えて特徴的な症状があります。
舌炎…舌の赤みや痛み
口角炎…口角の赤みや痛み
嚥下障害…食べ物が飲み込みずらい
スプーン状爪…爪がスプーンのように下に凸の形に
治療法
鉄欠乏性貧血の治療は原則として
鉄の補充
によって治ります。
病院側がやることは鉄剤の飲み薬の投与それが効かない場合は注射をで鉄剤を体に入れます。
そして自宅でできることは鉄を多く含んだ食材を取ることです。代表的な食材として、
豆腐
レバー
しじみ
ほうれん草
があります。
ぜひ貧血気味の方は少し意識して摂ってみることをおすすめします。
最後に
今回は貧血に関して書きましたが、貧血は誰もがなりうる可能性があるものです。
こういった知識を持つことで今どういうことが体で起きていて何をしなければいけないかが見えてくると思います。
おまけ
始めて書いてみたのですがいかがだったでしょうか?
もっとこうした方がいいであったり、この症状についてまとめて欲しいというものがあればコメントで教えてくださると嬉しいです✨