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先バレを超えると

これから観ようと楽しみにしていたドラマや映画などの「先バレ」

絶対に先情報を入れないように細心の注意を払わないと、イマドキはすぐに先バレネタバレに出くわしちゃいます。ほんっとイヤ。

プロ野球の結果をスポーツニュースで知る時も、配慮されたコンテンツで味わいたいと思います。ダイジェスト映像の前に結果を伝えてしまうなんて言語道断、さてどうなったでしょうか、というスタンスで伝えてほしい。「しかし6回…」という流れで「えええちょっとマジかまさか」と一喜一憂したいのです。ダイジェスト映像と一緒に。乱打戦になりましたとか劇的な幕切れになりましたとかそんな前振りもいらないのです。

と、そんな中で事件は起きました。先日の高校野球です。

応援している学校の試合を録画。これはリアタイに一時間ほど出遅れる見通しだったためだったのですが、トラブルあって追っかけ再生叶わず、そしてその後試合結果の先バレを喰らうという惨事が起きました。憮然とはしましたが、応援している学校の方が勝ったのもあって録画分を再生…すると、今までにない新たな局面を味わうことになったのです。

おいおい何だよめっちゃ不利な状況じゃん、負けてるじゃん、歯が立たないじゃん、という状況ながら、いつどうなったかをもう知っている状態。そうだ、次の球だ、その一球ですべてがひっ切り替えるぞ、その先を熟知していて、その通りに物事が起こる、ある種の全能感。

ああ、自分がタイムスリップして先んじて知っていることを告げる預言者になるとこんな感じなんだなという、新たな感情でした。
「あの白い方が勝つわ」
ちょっと癖になりそうな気持ちよさ。またやろうと思います。

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