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ねねちゃん【短編小説】
どうも、ナギナです🤗
本日より、noteにて小説を掲載致しますよ!
去年の12月にnoteを始めた超新参者なのですが、今月から小説を出そうと、前々から企んでおりました🥹
今後は不定期に小説を上げていこうと思っております!
さて、記念すべき第一回目の小説は「ホラー系」になります!
このエピソードは、3-4年前位に書き上げており、今日まで熟成させておきました🥹
面白くなっているかどうかは、貴方様のご判断にお任せします🤗
それではどうぞ〜⇩
ねねちゃん【物語】
「ねぇねぇ、ねねちゃんって知ってる?」
「ねねちゃん?知らないな。」
「ねねちゃんってね、10歳の女の子で幽霊なんだけど、どんな願いも叶えてくれるんだって!」
「ふーん。例えば?」
「可愛くなりたいって願えば翌日には誰もが羨む顔になってるし、頭が良くなりたいって願えば全教科100点取れるほど優秀になれちゃうの!」
「へぇー、それはいいな!来週期末だから頭良くなりたいなぁ。ねねちゃんにはどうやったら会えるんだ?」
「こっくりさんと同じ方法で会えるみたいよ!」
「?ねねちゃんってこっくりさんなのか?」
「違うわよ!」
「じゃあなんでこっくりさんと同じ方法で会えるんだ?」
「ねねちゃんってね、こっくりさんを毎日のようにやってたんだって!噂によると毎日やり過ぎたせいでこっくりさんの魂がねねちゃんに乗り移ったからこっくりさんと同じ方法で会えるって聞いたよ🤗」
「どんだけやってたんだよ…。」
「ねねちゃんってね、生前は学校でひどくいじめられてたんだって。だから、いじめてた奴を呪い殺したくて、毎日こっくりさんをやってたんだって」
「……………。」
「さとる?どうしたの?」
「……呪い殺すくらいなら、正々堂々と戦えば良かったんじゃね?やり方が陰湿なんだよな。」
「ちょっと言い過ぎじゃない?さとるみたいに強い人ばかりじゃないんだよ。」
「俺は自分のこと強いなんて思ったことないけどな。」
「あんたは昔から強いよ!だからこっくりさんやっても全然大丈夫だよね✨」
「ちょ、お前何持ってきてんだよ!?」
「こっくりさんセットだよ♪今の時代は便利だよねー。通販でなんでも手に入るんだから😂」
「お前やる気満々だな…。」
「当たり前でしょ!私にはどーしても叶えたい事があるんだから!」
「あ、もしかして字が上手くなりたいとか?お前小学の時から字汚かったもんな🤣」
「失礼ね!今はまともになりました😡それに、私が叶えたいのはもっと重要なことなの!」
「なんだよ、気になるじゃんか。」
「教えなーい♪まあそのうち分かるって」
「あっそ。っていつのまにか準備万端だな…。」
「よし、じゃあ10円玉の上に人差し指を置いて」
「…………。」
ガシッ
「おい、お前…!」
「はい、強制参加ー♪頭良くなりたいんでしょ?」
「……まあいいや。どうせなんも起きないだろうし。」
「じゃ、始めるわよ。」
「……………。」
「ねねちゃんねねちゃん、いらっしゃいましたらどうぞこの10円玉に降りてきてください」
「…なんか動いてないか…?」
「ほんとだ…凄いわ…!念のため聞くけど、さとる動かしてないわよね?」
「馬鹿動かしてるわけないだろ!お前の方こそ動かしてないよな?」
「当たり前じゃない!そんなことしないわよ!」
「おい、どんどん「はい」の方向に向かってってるぞ…。」
「ほんとだ…!」
「止まった…。ねねのやつ、いるんだな…。」
「ねえ、また動き始めたわよ!」
「マジかよ…。」
「あれ?どうしたのさとる?顔が青いわよ。」
「え、そ、そうか?」
「それになんか震えてない?私はどんな時でも強いさとるが好きなのになぁー😊」
「お前………。」
ま、っ、て、た、よ、さ、と、る、く、ん、