「〜もしも中途採用の面接を脳ネジ全外しで挑んだら〜」【短編小説】
どうも、ナギナです🤗
本日も短編小説をアップ致します!
今の所毎日投稿してますが、これはただ単にストックがあるというだけで、このストックが無くなったら一気に不定期投稿となりますので、ご了承を🥹
さて、本日は実体験に基づいた小説となります。構成的に小説、というよりかは脚本に近い感じになってますが😆
経歴はほぼ事実です。居場所を探して三千里してたので。
それではどうぞ〜⇩
タイトル
「〜もしも中途採用の面接を脳ネジ全外しで挑んだら〜」
コンコン
「どうぞー。」
「失礼!!しっ!!まっす!!」
ガチャ→修行僧ばりの礼→ドア全力締めからの、高速で椅子の前まで移動
「⚫︎⚫︎でっす!!本日は!!宜しく!!お願い!!しっます!!!」
「はい、宜しくお願い致します。どうぞお座りください。」
「はい!!!失礼し!!!っま!!!す!!」
全力座り
「はい、では早速ですが、これまでの経歴を簡単にお願いします。」
「はい!!えー…、えーっとー…(突然のテンションダダ下がり)10社…10社経験してます。それぞれの業務内容は説明するのめんどいんで、職務経歴書を読み込んでおいてください。それと、正社員の他にアルバイト6社、派遣3社、単発派遣約50回経験してますが、そこには書いていません。単発派遣はそもそも書かなくて大丈夫ですよね?」
「え…えぇ…、大丈夫ですよ。ありがとうございます。では志望動機を教えてください。」
「お金を稼ぐため、ただそれだけです。本当は一人で且つ完全在宅で生計をたてていきたいんですけど、現状は中々に難しいんでね。過去に散々な目に遭ってきたのに、金稼ぎ以外の理由があると思いますか?逆に??」
「あー…何かご事情がお有りのようですね…。これ以上お伺いするのは辞めておきます。では最後に、貴方の尊敬する人をお教え頂けますか?」
「それは!!(突然のテンションだだ上がり)神仏と恵でっす!!この二人は私のパラレルワールドの住人なんですけどね!なんといっても性格が完璧なんです!どう完璧かというと…」
「あーーーもう結構です。ありがとうございます。こちらで面接を以上とさせて頂きます。結果は郵送にてお送り致しますね。」
「はい!!かしこまりました!!本日は!!貴重なお時間を頂き!!誠に!!ありがとうございました!!!」
「はいありがとうございましたー。お出口はあちらになります。私はこちらで失礼させて頂きますね。」
「はい!ありがとうございました!!」
修行僧並のお辞儀からの高速で出口に向かう。
「はぁー…。なんだあいつ。世の中を舐め過ぎだろ。いい歳してまともな面接も出来ないのかよ。そんなんだから傷だらけの経歴になるんだよ。全て自業自得なのに、他責思考もいいところね。ああいう人は社会の癌だから本当に消えて欲しい。存在が邪魔なんだよ。死んでも誰も悲しまなさそー。」