金華山その二 7月28日(日)

向こうの方からお囃子の音。録音音声にしては拙い音で、なんだなんだ?と思ってキョロキョロしていると、あ!
音の主の方角が定まった!、見つけた!

山の上の階段を行列とともに音が降りてくる。見慣れない龍とともに!!
拙い音はどんどん近づいてくる。そして、一旦鳥居の前に整列し、それから私たちの目の前に入ってきた。

音の主は、ドラ、昔の金属製の灰皿2枚をシンバルみたいに打ち合わせる楽器、トライアングルみたいなの、笛、色々を老若男女の方々。列をなして登場し、立ったまま演奏を続ける。

龍を支えるのは、金髪や青髪、今時の若者たちで、堂々と太い棒を持っている。イカしてる。

後から船長さんに聞いた話では、本島の石巻で1ヶ月半前くらいから、この方達は招集され、今日のために練習を重ねてきたそう。今日が本番、日当は一万円にお弁当付き、らしい笑。昨日龍は金華山の島に運ばれてきたそう。

龍が金の玉を追いかけて捕る昔話にちなんだ動きを見せてくれる。BGMはお囃子の皆様による、ずっと同じおと。さっきより上手。たまにおばじいちゃんが全くズレていて、隣の少年が一生懸命タイミングを見せているのに全く見ずに、マイペースで続けてるのが一番微笑ましい。

途中爆竹、煙幕が現れ、驚く観衆。もういっかなー、と思うくらいぐるぐる龍が回る場面、ついに龍退場。
と思いきや、普段は神主の男性が、いわゆる「アンコール」を観客に促す。後から聞いたら、これはお決まりらしい。あと2回アンコールをしてくれ、本当に終わりになる。

後から龍の方々に龍どれくらい重いんじゃ?と持たせてもらい、集合写真を撮る。

さて、部屋に入って支度して、金華山ノボリシャ!!続く

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