文面ラップ、ネットライムにおける「繋ぎ」

こんにちは。文面ラップ、ネットライム発信部の中の人です。
今日は文面ラップ、ネットライムにおける重要な要素である繋ぎについてだらだら語っていこうかなと思います。

そもそも「繋ぎ」って何?

そもそも繋ぎというのがいまいちピンときていない人も居るでしょう。
繋ぎとは文面ラップ、ネットライムにおける一番の要素である韻を支える役割を担う、いわば縁の下の力持ち的要素になります。
繋ぎによって韻をより良くすることも逆に死なせてしまうこともできるある意味韻よりも気を向けなければいけない部分でもあります。

言葉で説明するより例を挙げた方が分かりやすいと思うので例を使いながら語っていこう。


例 お互い韻でしかものを語れない不器用加減
  なら幾つになってもここにBack you again.
  これは繋ぎがまともなライン。

例 お互いの不器用加減ならここにBack you  again.
  
  お互い韻でしか言いたいことも言えないくらいの不器用加減
  なら幾つになっても即興以上に韻がすごいネットライム(文面ラップ)に
  Back you again.
  これらは繋ぎがダメなライン。

即興より韻がすごいと言われるネットライム、文面ラップだからこそ「韻でしか語り合えない俺らは幾つになってもここに戻ってこようぜ」という熱いライン。

上の繋ぎがまともなラインの方は誰が見ても不自然ではないだろう。
が、しかし繋ぎがダメなラインの方(上)はあまりにも説明が少なすぎる。
何が不器用なのか、またなぜ不器用なら戻ってこなければいけないのかこれでは読み手に伝わらないのは明白である。
また繋ぎがダメなラインの下の方は逆に説明が多すぎる。韻というのは音響的効果で印象に残すことが主な役割であり繋ぎが長すぎるとその効果が薄れてしまう。

要約すると繋ぎに重要なのは韻の説明をする「言語化能力」とそれをまとめる「文章力」ということになる。これは最初は苦手でも経験を積めば自然とできるようになる。

余談だが全踏みと連踏みのスタイルならば繋ぎをそこまで意識しなくても大丈夫である。
理由は全踏みには繋ぎが存在せず、連踏みもそこまで長い繋ぎはないからである。これらについてはまた暇な時に説明しようと思う。


さて、今回は「繋ぎ」について書いてみた。ここまで読んで頂いきありがとうございました。

では、また次回

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