#140字野小説 
窓の向こうは、春の雨
しとしと降り続く
ケルトの湧く音が静かに、部屋に響いている
静かな、静かな
「この時間が一番幸せを感じるの」と彼女は言う
「へー繊細なんだ」
と僕が返すと
少し微笑んで、「でもあなたと聞くと2倍幸せなの」
また微笑まれた。
静かな幸せの時

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