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なんで感想なんて書いているんだろうか。

明けましておめでとうございます、今日は2025年元旦です。
この記事は、あるゲームの感想を書いていてふと自問したことについてまとめたものです。

私はたまにノベルゲーム、エロゲーの感想を批評空間というサイトに書いています。批評と感想の違いは私にはよくわかりません。私が書くのは感想、それだけです。

さて、感想っていつもポジティブなわけではなく、ネガティブというか批判めいたものも書いてしまったりします。当たり前ですよね、「つまらなかった」「バグだらけ」etc…。内容の妥当性はともかく感情が乗れば必然的に文章ににじみ出てくるものです。
そして自分の好きな作品が酷評されていたらいい気分はしないと思います。当然、自分の作品が酷評されていても辛いですよね、クリエイターの心労たるや…。

じゃあなんでそんな人を傷つけるようなことまでして感想を書いているんだろう、と自問した次第。

結論

「マイノリティへの共感」です。

自分が作品を通して感じたこととか、他の作品と比較して、とかいろいろ適当に書いてはいますが、一部の感想で特に意味を持たせているのはこれです。

◇LAMUNATION! -ラムネーション!-


ある作品を「なかなか面白かったなぁ」とプレイした後に、他人の感想を読みました。
100点満点中61点、レビューは酷評の嵐。たまにある肯定的な意見は「面白かった」程度のものが多い。
どうでしょう、「面白い」と胸を張って言えますか?言えるかもしれませんね、でも最初に感じた「面白かったなぁ」という気持ちが変わらないと言えるでしょうか。

酷評レビュアーは「いかに面白くなかったか」を巧みな文章と表現で伝えてくれます。対して肯定レビュアーはわずかな数と文量、これではだんだん評価がブレていくかもしれません。というか私は少しブレていました。
そんな時、肯定的な説得力のあるレビューを拝見したのです。

ですが発売時に需要は読み違えたとしても、作品としては決して低質ではありません。
総じて粗く底が浅いのは事実です。ですが勢いで牽引する作風は、どっしりと丁寧に作られた作品が持ち得ない別の魅力を有しています。決して諸手を挙げて賞賛できるエロゲではありませんが、私は本作だけが持つ魅力だけは何よりも評価したく思います。

amaginoboruさんの「LAMUNATION! -ラムネーション!-」の感想

嬉しくなりました、あぁ、面白いって言って良いんだ。と背中を押された気分でした。あまぎさんありがとう。


だから私も書きました。
好きだけど、欠点のほうが多いラムネーション!という作品を、少しでも面白いと感じたマイノリティ側の意見として誰かの一助になれば。

低俗で、下品で、陳腐で、軽薄で
どうにも欠点ばかりの作品ではあるが、私はこの作品が嫌いになれない。単純に好き嫌いの話をするならば好きなのだ。
その中で本作の欠点をひたすら列挙し、僅かな魅力を見つけることで一人でも共感を得られるのなら幸いである。

HARIBOさんの「LAMUNATION! -ラムネーション!-」の感想

私の文章力は秀でたものでは無く、他者に読ませる文章としては未熟も良いところ。でも書きたいと思ったのです、それだけ。
もちろん私の感想が誰かに響いたのかは知りません、ただの自己満足。

我が愛すべきクソゲー


◇巷では高評価、でも私的には微妙だったり


皆が面白いと言い、私がプレイしてみると微妙に感じる作品も当然あります。
この辺りは有名作なので賛否ともに説得力のあるレビューも多く、私の感想は埋もれるだけなんですけどね。
書きたいから書いた、自己満足ですけど……まぁ世間的評価との乖離を感じている人の一助になれたらな、的な。

3部作の3作目なので必然的に点数は高めになる(前作が合わなかった人はやるわけないので)

単体として見ると前作に劣るが十分に面白い作品ではある。しかしながら皆様TRUE ENDに最高の価値を見出だされるようだが私には受け入れ難かった。

HARIBOさんの「天ノ少女《PREMIUM EDITION》」の感想
微妙というか、なんだか惜しい。良い作品ですよ。

ただ、この章で心に引っかかっていることが一つあります。
批評空間に感想を投稿しているcyokin10wさんの感想から言葉を借りますが、世凪の決断があまりに「美談」として持ち上げられ過ぎていることです。

HARIBOさんの「白昼夢の青写真」の感想


誤字脱字がね…冗長な文章が…

作品としての完成度は相当に高いのだろう。エピソードやキャラクターの魅力はかなりのものだが、それをつなぐテキストが独特。それを踏まえて雰囲気に、世界観に没入することができれば最高の物語になることは評価の高さが証明している。

HARIBOさんの「さくら、もゆ。 -as the Night's, Reincarnation-」の感想


◇親愛なる孤独と苦悩へ


ゲームとしての構成・工夫・演出は素晴らしい。 だが私はこの作品を決して好きにはなれない。

HARIBOさんの「親愛なる孤独と苦悩へ」の感想

同人ノベルゲーが好きな人には有名、この記事を書く理由になった作品ですね。
とても共感できる、というか飲み込んでくるような内容で、ここがうまくはまればかなりの高評価になるんじゃないかな。実際、人生を変えられたと言っている人もいるぐらいパワーのある作品。

ただ私は登場人物がとても苦手で、物語を素直に楽しむどころでは無かったのですよね。
一応自分なりに理由はあって、そういうことも含めてちょっとネガティブな感想を書いたんです。

しかしこの作品、作者さんが亡くなられているそうで、ネガティブな感想は死者に鞭打つような気もしたので少しはばかられたのです。
でもまぁやっぱり、共感ですね。別にいないならいないで私が駄文を書き散らしただけなんですけども。

◇おわりに

書いていて思いましたが、逆張り感想まとめ記事のような気がします。
まぁ今日は元旦、駄文詰め合わせセット福袋ということで。

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