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ゴールとルールなきマラソン
人生と経営はゴールとルールなきマラソンだと私は思う。
決してゴールはない。
どこまで行ったから成功という基準など存在しないということだ。
ただ一つ、リタイヤはある。
それは資金が尽きてしまうということだ。
「お金が尽きれば夢が尽きる」
まさにこういうことだろう。
人生に例えたなら命がなくなるということ。
命さえなくなれば、終わりではないし、お金さえ尽きなければ終わりではない。
つまり、「足を止めないこと」が全てなのだ。
そして経営というマラソンにはルールが存在しない。
原付に乗ろうが、新幹線に乗ろうが、飛行機に乗ろうが、ロケットに乗ろうが、何をしても構わない。
お金が尽きない限り。
どんな手を使っても、ただただ遠くにいったやつが勝つ。
つまり、一生懸命やったとしてもより遠くに行く方法を知らない人はこのマラソンでは、遠くに行くことができないのだ。
車や新幹線という乗り物を知らず、ただただ走り続けている経営者はひたすら自分の足で走り続ける。
スタートダッシュはいいものの、すぐに追い抜かされ、その差はどんどん開いていく。
そこで一旦立ち止まり、遠くに行く方法を調べれるか、免許をとりに行けるか、それともこれまでと同じように走り続けるか、ここで全てが決まるのだ。
つまり、これが「学ぶ意味」なのではないだろうか。
「今のやり方よりもっとより早く遠くに行く方法があるかもしれない。」と常に自分の知識に疑いをかけながら進むことが大切なのだ。
まさに「無知の知」ということだ。
自分が無知であるということを知ること。
今の知ってる知識が、最適ではない可能性はあると思っているかいないかが重要なのだ。
学ぶだけでもスタートラインから一歩も進まない。
ただ、自分の足だけで走っても遠くにはいけない。
学び、行動し、学び、行動し、と繰り返せる奴がより遠くに行くのだろう。