行列の先には
素敵な町家カフェ(きっと)、美味しいパン(多分)、生き生きとしたスタッフ(おそらく)、そして“勝者”がいる(絶対)
ご近所に出来た、11月2日にオープンしたばかりのパン屋さん『amam dacotan(アマムダコタン)京都』がすごいことになっている
すごいと言っても、買ってないし食べてないし入店してないけど、そこに入るために出来ている行列が、すごい
↑ これにオープン前、少し書いたが色々な情報が満載の”話題”のお店らしい
・『% ΔRΔBICΔ』の豆を使用したコーヒー
・福岡に次いで東京表参道、そして関西初出店
・生リュスティックとレア生食パン
・『I'm donuts』の原点となる同ブランド
・名古屋のフラワーデザイナー則武氏手掛ける内装
といったお店らしい(オープン前に調べた、自分の記事からコピーして貼った)
会社の人が先週お昼休みに前を通った時に『3時間待ちって言ってんの聞こえたで、あれ、何!?』と言っていたのでたくさんの情報を余すことなく説明しておいた
パンを購入するのに3時間待つのか、イートインするために3時間待つのかわからないが、『3時間待つ』ってすごい
何がすごいって、3時間後に必ず自分の欲しいものが手に入るかわからないのに並ぶ事のできる情熱
もしかして、皆めっちゃ携帯見てるから先に予約とかしてんのかしら?
例えば欲しい商品を手にとって待つ、見たい絵画や美術品が並んだ先に見ることが出来る、並んでいる間に注文しておいてお会計をするためだけに並ぶ
そういうことなら、納得の上並ぶっていう選択をする事があるかもしれないけれど、『ただ一つの商品を個数限定で製造し1人あたりに購入個数制限を設けて売れる分しか並ばせない』とかでなければほぼ博打ではないかと思ってしまう
コーヒーショップで長い事何もせず佇んだり、目的もなく何時間でも歩くことはできる人間が、言う
それを聞いてから、パンがたくさん入ったロゴや店名の書かれた紙袋を持って歩いている人は、勝者の顔つきをしているように見える
信号待ちをするお腹の大きな妊婦さん(キーホルダーもつけていた)も、おしゃれなスーツの男性も、おヘソの出る短いトップスの若い女子も、皆誇り高く猛々しい顔をしている(ように見えた)
勇者は培われた忍耐力でもって並び、商品獲得という戦いに勝った”勝者“の顔になっていた(ように見えた)
会社の帰りに前を通っても商品の並んでいない陳列のディスプレイと山積みのトングやなんかが見えるだけなので商品が並んでいるところは見たことがないし、勝者も見当たらない
そんな中、この目で行列を見る事のできるチャンス到来
百貨店へおつかい(お歳暮を頼みに行くというお役目)を頼まれたのだ
わかりやすいように行き道にポストで投函した時にお店の前の行列を撮り、百貨店帰りお店の最後尾から撮影したので時系列が少しずれるけれども全貌はこんな感じ
烏丸六角の南西角にズラリ行列発見
コーヒーショップの入り口と横断歩道の前には並ばせず、六角通りを曲がると再びズラリ行列
そして、数えたところ北側のおうちやお店13軒分の前は行列はだめみたいでガバっと途絶えたあとお店の前に再び行列がズラリ
この途絶えた距離も結構あるし、ゴールが視界にないって心折れそう
あ、逆に燃えちゃう?
烏丸から六角までの間に非行列エリアがおうち13軒分あるとは言え、まぁ、すごい
土地勘ある方なら驚いてくださると思う
落ち着いたら行ってみようかななんて悠長なことを思っていたけれど、しばらくは無理そう
『ぬれリュスティック』『レア生食パン』(←焼いてないの!?いいえ、加水率150%のリュスティックに、希少のレアともちもち生食感のレア生なんだそう)、『マリトッツォ』だったかしら、どれをとってもそんなに興味を惹かれるものではないけれど、他にも種類はたくさんあるみたいなので行列の先に何が待っているのか、気になるよね〜
個人的には上顎がえぐれるくらいの硬い(ハード)パンとか、口の中の水分全部持ってかれちゃうザクザクモサモサスコーンとかが好みだし、はみ出るほどの生クリームは好きではないけれど、気になるよね〜
来年になったら私も”勝者“になれるかしら
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