変わっていくものや変わらないもの
そこにあるのは意思とか意志とか遺志とか囲志とか、或いは単純に石かも
(囲志というのはわたくしの造語です。周りの人の気持ちとかそういうの。石は宝石とか像)
ものすごく下らなくてどうでもいいような、そんな事
栗拾いをしにぶらぶら京都の繁華街、四条河原町高島屋へ向かう
だったら行かなくちゃ
私ほど見ている人がいるとは思えないし、おそらく死んでるカメムシはもう少なくとも2年この場所に変わらぬ輝きのまま壁に張り付いている
いつまでもツヤツヤのピスタチオグリーンのまま
雨の日も風の日もお祭りの日も、朝も昼も夜も
この階段を少し降りた靴の修理をしてくれる便利なお店は7月末で無くなってしまったのに
そんなアホみたいなことを考えながら高島屋へ行くと、昨年高島屋SCがオープンしてから1周年とある
相変わらず“任天堂“の袋を持った外国の方をたくさん見るが他の売り場はどんな感じなんだろう?
『まんだらけ』は何度も足を踏み入れているが購入には至っていないし、『蔦屋書店』ではタイのマンゴー頭の女の子”マムアンちゃん“の本2冊とカレンダーやステッカーを購入したのみ
地階食品売り場も
『歩兵』(祇園の人気餃子店)が入る!
『グラニースミス』(アップルパイ)が入る!
だの騒いでいたけれど、餃子は好きでありながら滅多に食べないしアップルパイは好きではないので行ってない
量り売りのワインのお店やお寿司屋さんも、鯛出汁ラーメンも気になりつつ行っていない
結局この日も、散々歩き回るも『仙太郎』の“栗蒸し“はこの前食べたしな〜と、栗は拾わずスーパーでアイスを買って帰る
私はだいたい、そういう人間なのだ
1周年だからか高島屋SCは動きがあり、『進々堂』のそばにあった彩り豊かな美しいフルーツタルトのお店は無くなったのか改装中のような雰囲気で壁に囲われていたし、『成城石井』の前にあった高級そうなお餅(多分。。。)のお店は『トップス』(チョコレートケーキの)になり大変賑わっていた
いつか行こうと思っていても、気がつけばなくなっていたりどんどん様変わりしていくものなんだなと実感する
室町六角の町家も工事してるなと思っていたら
『amam dacotan(アマムダコタン)京都』
というベーカリー&レストランが11/2オープンなのだそう
・『% ΔRΔBICΔ』の豆を使用したコーヒー
・福岡に次いで東京表参道、そして関西出店
・生リュスティックとレア生食パン
・『I'm donuts』の原点となる同ブランド
・名古屋のフラワーデザイナー則武氏手掛ける内装
などなど、話題(多分)のキーワードが満載
コーヒー(藤井大丸にあるのを知ってるだけ)以外どれひとつピンとこないけれど、同じく福岡のパン屋さん『パンストック』出身の方の『ファイブラン』も大人気なのでこの界隈はパン好きには激アツエリアですな
ひとりの時間や何もしない時間を持て余すことを知らず、非常識的な生活や生き方をしている私にとっては世の中の変化していくスピードに驚かされる
そんな変わりゆく町の様子を、ここは何やったかな?何があったっけ?とひとり歩き回る
変わらない(多分死んでる)姿のカメムシと、変わりゆく百貨店のテナントを見てちょっと思った色々をつぶやいてみる
今週末は1300年くらい前から、来月は1750年も前から、大切にされてきた色々を見に行こうと思う
現代の生活に役に立つようなものや実用的ではなくなったりと”変わった“ものを劣化や摩耗しないように”変わらない“ように時代を越えて人々から大切にされてきた『宝物』を見に行く
♬大事なのは変わってくこと、変わらずにいること♬
大好きな、槇原敬之『遠く遠く』の歌詞の1節
芯が変わらなければ良かったり、芯から変わらなきゃいけないときもあるもんねぇ