軽やかに、しなやかに、のびのびと
光を感じたので、ふと空を見上げるとぐんぐん伸びる飛行機雲を見たんです
本日は1日曇ったり雨が降ったりしていたけれど、ある晴れた日の午後、動きたそうな私に、ありがたくもポストへ投函行ってきてと声がかかる
喜んで!
少し寒くて縮こまり、うつむき加減で歩いていたのに、何かがピカッと音も立てずに光った気がした
もう大波のように悲しみが襲ってきたりはしない
そもそも色んなものを失ってボロボロに傷ついて乗り越えなければいけない壁だったのか
本意ではない事に手や心を汚してまでしがみつく事だったのか
絶好調の時には見えなかった、考えようともしなかった色々を味わったり、自らの選択を後悔し判断を下すたびに反省をし続けた
そんな中でも、こうして心の奥底の見られたくない見たくない知られたくない知りたくなかった闇や膿を外に放出することで、今また揺れつつも時とともに確実に心が軽やかな方に少しずつ向かう事を実感する
もう自らの手でそういう場所を断ち切ったり逃げ出したりしないようゆっくりゆっくりヒタヒタとやる事を言い聞かせながら
安定の不安定を携えてはいるけれども、前よりもうんと軽くなった翼を吹いてきた風に乗せ、時にはうまく使い、ある時は何も考えずに身を任せる
時間が解決してくれる
今すぐでないと取り返しのつかないこともあるし、自分がどうにか手を下す事でしか解決出来ないこともある
人に頼り、寄りかかり、救いを求めることもある
綺麗なものだけ見ている訳にはいかない時もある
ジタバタしても仕方がないけれど、せずにはいられない時もある
何にしても私一人のために時間は待ってはくれないし徒に過ぎていくように感じる反面、私にはたくさんの時間があるようにも感じる
命ある限りは無限にあるように思うこともある
どこまでもしなやかに、軽やかに、のびのびといたいと思うなら、常にそちらに意識を向けておこう
もともと何も持ってなどいなかったのだ
何も持ってなかったから軽やかで、何にも縛られず軽やかで、どこまでものびのびと伸びやかだったのだ
持ってなかったのに、持っていると錯覚して顰め面して向き合って解決しなければいけないと思い込んでいたから窮屈な気がしたのだ
そうそう
もとから、きっと、何もなかった
空を見上げて、物思いにふけっているふうにこんな事をひとりごち、あれこれ頭を巡らせる
どんどん軽やかになる
気の向くままに食べたいものを食べているので体は重たいけれど
とほほ
強い風で折れそうに曲がってももとに戻る柳のようにしなやかに
(柳のように華奢になりたいし)
風に煽られれば形を変えたり姿を消す雲のように軽やかに
(身を軽くして疲れず動き回りたいし)
広い空を見上げて思う事はひとつ
『悠々自適』に暮らし、『天真爛漫』であれ
ひとつじゃないじゃんね
空に憧れて。。。