農業法人でインターンをする方へ①
就農を希望する方の中には農業法人での就労を希望する方もいるかもしれません。
私はこれまで各地の農業法人でアルバイト・インターンシップを経験してきましたが、農業法人での研修の際に気をつけていたことについて書きます。
従業員数が100人に満たない環境では、社長の人柄や方針が現場に色濃く反映されがちです。社長が陽気な方だと現場も和気あいあいとしていますし、逆に口数が少なくいつも考え事をしているような社長であれば、現場の雰囲気はその分締まっています。これは農業法人に限らないことだとは思いますが、従業員数の少ない企業であればあるほど社長の人柄が大事になってきます。一社員であっても社長とコミュニケーションを取る機会はあるでしょうし、なんらかの形で社長と接する機会はあると思います。
その事を踏まえると、農業法人でアルバイト・インターンシップをする方は、直接社長と話す機会を設け、企業理解を深める必要があると感じています。研修のプログラムに社長との面談が入っていれば問題は無いのですが、社長も多忙であるため時間をとれない場合が多いように感じています。私もこれまで研修してきた中で、社長との面談があったのは2~3件だったと思います。(研修先の中には社長宅で朝食を頂きながら話す機会もあった。)なので、自分から積極的に面談の機会を作っていくことが大事です。そうはいっても社長と直接話すのは勇気がいることも多いです。私もかつて、インターンシップで社長も参加するミーティングに同席させて頂いたのにも関わらず、積極的に挨拶や自己紹介ができなかったため、十分な会話をすることができなかった経験がありました。
この反省を踏まえ、その研修以降、農業法人を訪問した際にはできるだけ早い段階で社長と面談の機会を設けてもらえるよう、働きかけるようになりました。待っていても社長から「話しがしたい」と言われるような場合は相当レアですから、基本的には自分から働きかけるべきです。
研修先でも自分から「社長に挨拶させて下さい」と言えば、やる気があると評価してもらいやすいですし、何より企業理解が深まります。大体の場合、社長と話をしたいと言えば時間を取って下さる場合が多いと思うので、勇気を出して働きかけてみて下さい。