イリュリア連王国第三連王「ダレル」に感じた魅力
はじめに
この記事はGGST初心者サーバーにおける「第二回シュンタックス文学賞」の”推しについて”というテーマに沿って綴った、なんの変哲もないオタクのチラシの裏です。
推しと呼ぶには烏滸がましいのですが、GGSTの好きなキャラクターであるダレルについて作文してみよっかな!という気持ちで書いてみました。
GGSTを購入したのは去年の8月。
初めてのギルティギアシリーズであった。
存在自体はXrdから知ってはいたものの、当時は他にもゲームをやっていた事と、前作を全く知らないので触ってみようという気持ちは起きなかった。
ここにきてプレイしようと思ったきっかけは、やはりビジュアル面が決め手でした。
手描きアニメーションのような3Dモデルがとても魅力的だった。何もかもかっこいい。
PLAY STORY
Xrd含む過去作をやっていないので、当然ながら初っ端から展開が分からない。
イノという魔女がやってきて…?
扉壊して…?
アリエルスって誰…?
なんか青いの出てきた…。
何…………………?
そしてこの場面でダレルが登場する。
前作に出ていることも知らず、好きな雰囲気のキャラクターだな~とぼんやり思っていた。
一通りストーリーを読み終わった後、GGST自体は少し触って→やめて→また少し触って→やめて…を繰り返していた。
自分が購入した時はクロスプレイにまだ対応していなかったので、オンラインのモチベもさほど無かった。
Xrdを履修した
あれから40年
つい最近 本当につい最近、やっとASW公式チャンネルのXrdストーリーモードの動画を観ました。
飛鳥参戦のタイミングでモチベーションが戻ったはいいものの、ランクタワーで煮詰まってしまい、一旦対戦から離れよう!と思い観始めた。
そしてXrdのストーリーを読み終わり、そういえばダレルってGGSTで好きかもってなったキャラだ!この頃からいたんだ~とふと思い出しました。
この時までSTのストーリーを見返す事も無かったので、Xrdの記憶があるうちにSTのストーリーももう一度プレイしました。
1年越しに気づいた魅力
Xrdを履修した今ならキャラクターや世界の状況や各々の目的も分かる!これはこういう事だったんだ!
新しいコンテンツに触れるような気持ちでストーリーを観ていた。
改めて見てもこのキャラには惹かれる何かがある。
顔も声も立ち振る舞いも 好(ハオ) であった。
なんだかんだSTのストーリー中では出番があるので、Xrdではあまり見えなかった"第三連王"としての彼を見れることにワクワクしていた。
"根回し王"という異名で呼ばれるほど用意周到で冷静……
と思いきや、やってる事はかなり大胆不敵、恐れ知らずにも程がある。
連王の中では肝っ玉が一番すわっていると思う。イリュリアのかあちゃん?
G4のためにホワイトハウスに集った各国の首脳が、ティル・ナ・ノーグを発動させたケイオスによって人質にとられた場面は特に肝っ玉の宝庫である。
そんな肝っ玉王ダレルの事を「好きだ」と確信した場面がある。
人質に取られている間もケイオスを観察し、会話を続けていたダレル。
コーヒーを啜るケイオスからコーヒーカップを受け取り、バレる事もなく盗聴法術を仕込むという"根回し王"に相応しい立ち回りをしてみせた。
そしてテーブルにカップを滑らせ、ケイオスが余所見をした瞬間
銃を奪い突きつける。肝っ玉フィーバー状態。
そして"取引"という名の一方的な人質の解放を求める。
こちらは何も渡さないけど、人質を解放しろというジャ●アン的ムーブ。
「そんな取引は聞いたことがないな」とケイオス。それはそう。
少し前にケイオス自身が放った言葉をそのまま返す。痺れちゃうね。
あと泣きボクロが素敵だね。
そして個人的に一番好きな場面が、この後のケイオスとダレルがお互いに銃を向けているシーン。
これに対する答えが
エ!!!???!!!!!!?!?!!?!?!?!?!?!???!!!!!?!!?!?!!!!!?!!!!!!!!!?!!!!!?!!?!!?!?!?!?!!!?!!!
この台詞で見事に撃ち抜かれた。
自らの命を"銃弾"と同等に捉える冷たい思考に震えた。
相手はこの状況を楽しんでいるだけ という確信があり、あえてそれに応えた"役者"としての言葉なのか?
これまで戦う姿が一切映されていない彼が、なぜ得体の知れない強大な力を持った相手にここまで立ち向かえるのか?
謎を残しつつも、痛快な台詞だった。
私の拙い言葉では表現し難い、けれど確かに「好きだ」と確信した台詞だった。
力を行使せずとも色濃く輝くキャラクターが、よりにもよって格闘ゲームにいる事に衝撃を受けた。
私のこの「好き」は
"推し"と呼ぶには少し軽々しくて、
だからといって"LOVE"とも違うのだが(めんどくさオタク)
とにかく、ギルティギアという格闘ゲームにおいて
【非プレイアブルキャラクター】なのに好きになってしまったイレギュラーな存在なのだ。
プレイアブルになったらどうしよう(寝言)
おわり
この作品にはプレイアブルキャラクターの他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
たまには対戦をお休みしてストーリーを見返すと、新しい発見や好きが見つかるかもしれません。
特にオチなし!
おわりです!
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