鏡の前で生まれる物語
理容室や美容室は、ただ髪を整える場所じゃない。
それは、お客様が「自分と向き合う」ひとときでもあります。
椅子に座り、目の前の鏡を見ると、そこに映るのは日々の忙しさに追われる自分。
ふと気づけば、こんなことを思ったりしませんか?
「最近、ちょっと老けたかも」
「この髪型、何年同じだろう」
「今日は自分にご褒美をあげたいな」など…
理容室、美容室での時間は、普段の生活ではなかなか立ち止まることのない「自分」に向き合う貴重な瞬間です。
笑いを誘う何気ない瞬間
私たち理容師、美容師は、そんなお客様の鏡の前での行動や思考をそっと見守っています(笑)
そして時には、思わず笑みがこぼれる場面にも遭遇します。
例えば、髪を切りながら、真剣に鏡を見つめるお客様が、突然、「やっぱりここをもう少し短くしてください!」と自分に指示を出す瞬間。
鏡の中でのお客様の「ひとり会議」の結果が、急に共有されるのです。
また、カット中に目を閉じて完全にリラックスしているお客様が、ハッと目を覚まして、「今寝てました?」と聞く場面も、つい微笑ましく思ったりします。
自分と向き合う場所としてのサロン
こうした瞬間が生まれるのは、理容室や美容室がただ髪を整えるだけの場所ではなく、心のリセットができる場所でもあるからだと思います。
髪を切り、スッキリしたり、キレイになったり、新しい自分に出会う準備が整う。
鏡の前での小さな発見が、明日の活力を生む。
そんな場所を提供できることが、私たち理容師・美容師にとってのやりがいだと思っています。
あなたが次回、サロンで過ごす時間を、ただの美容時間ではなく、自分と向き合う大切なひとときとして楽しんでみませんか?