自分は恵まれていると考える
リー・トレビノ(Lee Trevino)は、アメリカの伝説的なプロゴルファーで、1970年代から1980年代にかけて活躍しました。
1939年にテキサス州で生まれ、メキシコ系アメリカ人として貧しい環境で育ったものの、独自のスタイルと強い精神力でトッププレーヤーに上り詰めました。
彼は6つのメジャータイトルを獲得し、特に1971〜72年には全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権の主要大会で優勝するという偉業を成し遂げました。
トレビノは短いスイングと安定したショットで知られ、また、困難を乗り越える精神力も彼の特徴です。
1975年に落雷で重傷を負ったにもかかわらず、その後も競技を続け、成功を収めました。
彼はゴルフ界において、貧しい出身のプレーヤーとして成功し、ゴルフが特権階級だけのスポーツであるという認識を変えた存在でもあります。
さらに、トレビノはユーモア溢れる人柄で知られ、ゴルフ界だけでなく多くの人々に愛される存在でした。「スーパーメックス」(メキシコ系スーパーヒーロー)とも言われてます。
彼の名言には、「どんなにひどい状況に置かれていても、自から一キロも行かないうちにもっとひどい状況に置かれている人に出会うことができる」というものがあり、多くの人が同病相憐れむことに人生のかなりの時間を費やしている原因は、まさにこの言葉に集約されている。
この言葉は、私たちが自分の不幸を他人と比較することで、苦境を相対的に捉え、感謝や希望を見出すきっかけとなる考え方を表しています。
あなたのことを恵まれていると考える人もいるかもしれないのだ。
このことについてよく考えてみよう。
自分の置かれている状況がそれほど悪くはないと思えてくるはずだ。
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