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【stand.fm】 外注する立場になってわかったこと
こんにちは、stand.fm公式パートナー*のエージェントゆきです。このnoteは2020年9月23日のstand.fmの音源『同時通訳者エージェントゆきのコミュ力向上研究所』の内容をもとに作成したものです。
音声コンテンツは日本でも「ながら聴きができる」ことや、スマートスピーカーの普及により今後、成長が見込まれている市場です😉
今日は「外注する立場になってわかったこと」についてお届けします。
こちらのバナーからお聴きいただけます。
先日こういったツイートを書きました
外注完了✅
— エージェントゆき💞stand.fm公式パートナー(SPP) (@VoiceC_Tokyo) September 19, 2020
応募してくる人のメッセージって大事。2:6:2がここにも
2: この応募文だと悪いけどブラックリスト入り😂
6: まあ普通
2: お!え!すごい、いいの⁉️😱と感動がある
最後の2の人から選ぶことになるんです😂
実力はどうであれ、1通の応募メールでほぼ決まります。
お願いしたい人、残念な人はどこでわかれるのでしょうか。連休中に外注をお願いした実例やこれまでの経験からわかったことをお話しました
■残念な人
(1) 応募文にお願いしたい仕事の実績がない
例えば、産業分野の翻訳なのに
「留学していて英語の資格の勉強中です」
「海外に数年住んでいたので、電話で手続きなどできます」
専門的な翻訳を納期までに仕上げることができるのか、リサーチ能力があるのかもまったくわかりません。ミスマッチです。。
(2) 料金を上乗せしてくる人
こちらから指名でどうしてもお願いしたい、という場合に「通常はこの価格なんです」とおっしゃるのはわかります。ただ、応募者15-25名がいて他の方がこちらの提示価格で見積もりを出す中「手数料がかかるので、10%上乗せしました(相談でもなく報告)」と言われると幻滅してしまいます。
発注側も提示価格にプラスして手数料や消費税で、さらに10%超かかっているのです。提示価格は手取り価格ではなくて、取引価格であることを理解しましょう。自分のことしか見えてないのかな、と思ってしまいます。
(3) まだ選んでいる段階で簡単な質問をしてくる人
必要事項は応募要項にすべて書くようにしています。他の方は「ガッテン」して応募してます。そんな中、「ファイルはmp4ファイルですか?」など書いてあることについて質問、さらに「納期に間に合わないので辞退します」と連絡がくるとびっくりします。こちらのコミュニケーションコストをまったく考えていない方と思ってしまいます。
(4) (終わってから)評価をすぐにつけてくれという人
これは一度発注させていただいて、それなりのお仕事をしてくださった方の例です。作業後、数時間で「評価をお願いします」というリマインドメールを「遅いよ」という雰囲気を漂わせて、わざわざ送ってきた方がいらっしゃいました。残念ながらリピートありません。
その方との間ではお仕事は終了していますが、こちらはその後、クライアントに合わせて最後の仕上げ、そしてクライアントとのコミュニケーションが第一優先で忙しくしているタイミングなんです。わたしの最終納品を待っているクライアントファーストなんです。もう少し待って、と思います。せかされると、指示されているような気分になりました。
(5) 見積もりが甘い人
優秀な人がやって5-7日かかるものを、納期1日とか3時間と書かれると、ちょっとバカにされた気分になります😢
■お願いしたくなる人
→1通目の応募メールが完璧です
(1) 自己紹介でスペックの高さを謙虚に書いてある
学歴や職歴など、お願いする分野に関連する経験をさらっと書いてあると安心します。
(2) ピンポイントでお願いしたい分野の実績も明示
いろんな経験があると思うのですが、「今回お願いしたいこと」をきちんと把握している人は、ピンポイントで実績を提示してくれます。コピペでないな、とわかるのも好感度が高いです。また、過去のクライアントのレベルやこれまでの累計本数、時間などもあるとなお良いですね
(3) 依頼内容の確認が的確
箇条書きでこちらの依頼内容を簡潔にまとめてくれると安心します。たまに応募メールに実績だけ書いている人がいますが、こちらから「今回はこれとこれをお願いしたいのですが、両方大丈夫ですか?」と再度確認することになり、コミュニケーションが無駄に一往復必要になります。
(4) 見積もりはこちらの提示額と同じか、割引を提案
実は、一番手か二番手くらいの人が10−20%の割引を提示してくることが多いんです。そうなると一択でその方にお願いしたことが何回もあります。
ここからは応募側の目線に立った話ですが、一度の案件で応募してくる方が15-25人で、決まるのが1人とすると、残りの95%の方は応募自体の時間が実はコストになっているのです。
10回、20回と応募しても一度も決まらないのであれば、その間ずっと応募案件を読んで、応募メールを考えて整えて送るという膨大な時間をかけています。10%割引することで多少損はしますが、選んでもらえる確率を10倍、20倍にできるので、割引を提示する人の戦略は賢いなと思います。
(5) 納期はこちらの希望はもちろん、早く作業したい感をだしてくれる
一番安心する書き方は「ご希望の納期は大丈夫です。すぐに着手できます」というものです。そういう方は実際には納期ぎりぎりにはならず、早めに提出してくださる割合が多いです。
(6) こちらが言ってもないのに、秘密保持についてきちんと言及してくれる
秘密保持は当たり前、と思っているので、わざわざ書かないこともあるのですが、きちんと言ってきてくださると安心感があります
(7) コミュニケーションが気持ち良い
いつもご機嫌でお返事してくださる方とは気持ちよくお仕事できます。画面の向こうで、ジトっと不機嫌になっていそうな雰囲気を出されると、ご機嫌を取らなくてはいけなかったり、余計なところで気を使わなくてはいけないので、疲れるなと思います。
(8) ダメだしをしても実に謙虚で学ぶ姿勢
良いものを作るために、こちらが望んでいることをストレートに伝えて擦り合わせをする必要が生じることもあります。最初の応募要項で伝えきれなかった細かいニュアンスを相手が一次案を出してきた段階で伝えるようにしています。たまに「人格を否定された」と感じるのか、完全防御にでる方もいます。そうではなく、謙虚に勉強になりました、といってくださって、軽やかに直してくださるかた、さらによいものを出してくださる方には感動すら覚えます。
安心感がある方にお願いをしたくなるし、おそらくリピートします。
今回も気持ちよくお願いできて、お互いwin-winだったかなと思います。
ディレクションのお仕事もしてるんですが、連休中にみなさん作業がんばってくれて感謝です😌
— エージェントゆき💞stand.fm公式パートナー(SPP) (@VoiceC_Tokyo) September 21, 2020
連休中に稼ぎたい人が応募して作業してくれて、わたしは別のことに時間使えてありがたい😌
クラウドソーシングに相当優秀な方が紛れ込んでいることを知っておいた方がいいと、自戒も含めて思いました😌
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配信者の収益化を支援する *stand.fmパートナープログラム(SPP)についてはこちらのnote記事にまとめましたので、気になる方はぜひ。今後の経過もまた書いていきます。
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