
医師の早期退職
医師の有料職業紹介の実態
皆さん、私の記事をご覧いただきましてありがとうございます。
株式会社エージェント北海道のYと申します。
今まで2社、約8年この業務で気づいたこと。
それは医療機関様のHPなどで、ご紹介させていただいた医師の写真見たり、記事を見るとこの仕事をしていてよかったな。と感じることです。
ただしそれにはルールがあります。
紹介して1年後、2年後としばらく経過してから見るということです。
というのも、医師の職業紹介事業所を介しての入職後の早期離職率は、残念ながら高く3か月以内の離職は13%、6ヶ月以内となると離職率19%に跳ね上がります。
紹介会社経由の転職は5人に1人は半年以内に離職
5人に1人、紹介会社を経由すると半年以内に離職するのが現状なのです。
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参照元:厚生労働省「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査(2019年12月)」
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000579094.pdf
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なぜこのような現状かと自分なりに分析したところ・・・
①紹介会社の「売り切り」が根付いている
②医師の有効求人倍率(需要過多)
③雇用形態
④医局に属さない
①職業紹介業は紹介者の入職に伴い、成功報酬をいただくのが殆どですが、早期退職の返還金制度はあれど、紹介してしまえばフィーが発生するので、アフターフォローを疎かにする会社が多いように感じます。
また、転職勧奨禁止ルールによる2年間の接触が禁止(無期雇用契約に限る)されていることで、それをいいことにアフターフォローが軽視されているのではと考えています。あくまで「転職勧奨」が禁止なのです。
②令和6年の厚労省発表では、医師の有効求人倍率は2.34倍(令和2年の医師の有効求人倍率は2.65倍)と報告されており、下がってきたとはいえ、全体の倍率が1.25倍ですから、売り手市場とされております。
そして都市部では充足傾向ですが、地方部はまだまだこんなものではなく、常に売り手市場のため、場所を選ばなければいくらでも転職先がある環境です。
③医師の雇用形態が1年契約など、期間の定めがあるものが多いです。勤務先からは余程なことがない限り毎年更新となりますが、半年以内とまではいかずとも、1年毎の更新というのが転職の区切りをつけやすくしているのかもしれません。
④医局に属する医師は、医局の方針で転勤を命じられ、転々とするケースもあります。それが耐えられなくなり、医局を抜けて自分の希望を叶える医師が、過去と比較して多くなってきていると感じています。
若年層で早々に医局を抜けるケースもあり、多様性が医師に浸透しつつあると感じています。その為、転職回数にも少なからず反映しているのでは、と考えています。
私たちは求職者に長期勤務していただくことで、医療機関、施設に信頼していただけると考えております。
特に北海道のみ地域密着でやっていくためには、職業紹介は当然ですがアフターフォローに重点を置いています。
北海道で転職をお考えの医師、看護師など医療従事者の方がおりましたら、ご相談だけでも結構でございますので、私までメッセージをいただけますと幸いでございます。
よろしくお願いいたします。
お問い合わせ先
株式会社エージェント北海道
〒001-0033 北海道札幌市北区北33条西2丁目1-15
TEL:011-600-0119 FAX:011-351-2180
Email:a-hokkaido.y@outlook.com
URL: https://agent-hokkaido.com/
厚生労働大臣許可番号
(有料職業紹介事業) 01-ユ-300856