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Salesforce認定アドミニストレータ 100題 過去問 全問解説付

この問題集では、正解、不正解の選択肢全てに解説を付けています。
初学者でもわかりやすく学習可能です。

私はSalesforceビジネスコンサルタントとして活動しており、学習の過程でまとめたコンテンツを解説付きで公開しています。これには、実際の試験で出題される問題も含まれており、この問題の解答を理解することで試験に合格できると考えています。Salesforceの知識が不足している場合はSalesforceのヘルプや実際の操作を通じて理解を深めることをお勧めします。Salesforce認定資格アドミニストレータは登竜門でもあり、つまづきやすい資格でもありますので計画的に学習を行い受験することをおすすめいたします。

1.DreamHouse不動産は、新しい住宅管理サービスを発表しました。この商品は、同社が過去に提供したものとは異なるビジネスモデルです。
この要件を満たすために、管理者は何を設定すべきでしょうか。

A 新しいクイックアクションを作成する。
B 新しい承認 プロセスを作成する。
C 新しいセールスプロセスを作成する。
D 新しい商談商品を作成する。

答え: D. 新しい商談商品を作成する
理由: 新しい住宅管理サービスが提供される場合、これに対応する新しい商談商品を作成することで、商品として管理・販売できるようになります。

他の選択肢が間違いである理由:
A. 新しいクイックアクションを作成する: ユーザー操作を簡略化する機能であり、新しいサービスの設定には直接関係しません。
B. 新しい承認プロセスを作成する: 承認ルールの設定は、商品そのものの導入には関係ありません。
C. 新しいセールスプロセスを作成する: セールスプロセスは販売フェーズの設定であり、新商品そのものを作成するのではありません。

2.Universal Containers社は、商談がクローズされた場合、同じ取引先にある他のすべてのオープンな商談がクローズされたものとしてマークされなければならないことを要求しています。管理者は、この要求を実装するために
どの自動化ソリューションを使用する必要がありますか。

A クイックアクション
B ワークフロルール
C フロービルダー
D アウトバウンドメッセージ

答え: C. フロービルダー
理由:
フロービルダーは複雑な条件付きロジックや関連レコードの更新を自動化するのに最適なツールです。このケースでは、
「特定の商談がクローズされた場合、同じ取引先に属する他のオープンな商談をすべてクローズする」という条件付きの処理を実現する必要があります。
そのため、フロービルダーが適しています。

他の選択肢が間違いである理由:
A. クイックアクション: ユーザーが手動で実行する操作を簡略化するものであり、自動化ソリューションではありません。
B. ワークフロールール: ワークフロールールは単一レコードの更新や単純なアクションに限定され、関連レコードの更新には対応できません。
D. アウトバウンドメッセージ: 外部システムとの通知を目的とした機能であり、関連レコードの更新には適していません。

3.Universal Containers社のIT管理者がシステムのセキュリティ監査を行っています。
管理者は、システムのセキュリティの健全性をどのようにまとめればよいでしょうか。

A組織全体のデフォルトを非公開に変更し、可視性を制限する。
Bイベントモニタリングをオンにして、ユーザーイベントを追跡する。
C過去6か月分のユーザーログインデータをダウンロードする。
Dセキュリティ状態チェックを実行して脆弱性を特定する。

答え: D. セキュリティ状態チェックを実行して脆弱性を特定する
理由:
セキュリティ状態チェック(Security Health Check)は、Salesforceのセキュリティ設定を評価し、脆弱性を特定して全体的なセキュリティの
健全性をまとめるのに最適なツールです。この機能により、組織のセキュリティのスコアを確認し、改善すべき領域を特定できます。

他の選択肢が間違いである理由:
A. 組織全体のデフォルトを非公開に変更し、可視性を制限する: セキュリティの一部設定を変更するだけであり、システム全体のセキュリティ健全性をまとめる手段ではありません。
B. イベントモニタリングをオンにして、ユーザーイベントを追跡する: ユーザー活動の追跡はできますが、全体的なセキュリティの健全性を評価する機能ではありません。
C. 過去6か月分のユーザーログインデータをダウンロードする: ログインデータは特定のユーザー行動を確認するのに役立ちますが、システム全体のセキュリティ評価には十分ではありません。

4,SalesforceのLightning Experienceにおいて、取引先責任者が取引先の変更に応じて自動で更新されるように設定するために最も適した機能はどれですか?

A. 入力規則を設定する
B. 条件に基づく共有ルールを使用する
C. プロセスビルダーを使用して自動化する
D. 主従関係を設定する

答え: C. プロセスビルダーを使用して自動化する
理由:
プロセスビルダーは、Salesforce内で発生したイベントや条件に基づいてレコードを自動的に更新するためのツールです。この場合、「取引先の変更に応じて取引先責任者を更新する」という要件を満たすために最適です。プロセスビルダーを使用すれば、取引先が変更されたときに取引先責任者レコードをトリガーして必要なフィールドを更新できます。

他の選択肢が間違いである理由:
A. 入力規則を設定する: 入力規則はデータの入力時に条件を満たしているか検証するだけで、自動更新には使用できません。
B. 条件に基づく共有ルールを使用する: 共有ルールはデータの可視性を管理するもので、データの自動更新には関係ありません。
D. 主従関係を設定する: 主従関係を使用する場合、親オブジェクトの削除や一部のフィールドの変更が子オブジェクトに影響を与えますが、既存のオブジェクト間に
関係を新たに設定することはできず、この要件には適しません。

5.Cloud Kicks社の分析ユーザーは、オブジェクトの参照、作成、編集のアクセス権が必要で、レコードの削除を制限する必要があります。この要件を満たすために管理者は何をすべきですか。

A参照、作成、編集を含む権限セットを作成し、割り当てる。
B分析ユーザーに標準の システム管理者プロファイルを割り当てる。
C分析ユーザーに[すべて表示]権限を与え、ロール階層で最も高いロールに割り当てる。
D各オブジェクトの削除アクセス権が削除されたカスタムプロファイルを作成し、割り当てる。

答え: D. 各オブジェクトの削除アクセス権が削除されたカスタムプロファイルを作成し、割り当てる
理由:
プロファイルは、ユーザーがオブジェクトに対して持つ基本的なアクセス権を制御するためのツールです。このケースでは、「参照、作成、編集は可能で、削除を制限する」という要件を満たすため、カスタムプロファイルを作成し、該当オブジェクトの削除権限を取り除くことで適切なアクセス制御を実現できます。

他の選択肢が間違いである理由:
A. 参照、作成、編集を含む権限セットを作成し、割り当てる: 権限セットはプロファイルを補完するもので、基本的な削除権限の削除には対応できません。
削除権限を制限するにはプロファイルで設定する必要があります。
B. 分析ユーザーに標準のシステム管理者プロファイルを割り当てる: システム管理者プロファイルにはすべてのオブジェクトの完全な
アクセス権(削除を含む)が付与されており、要件を満たしません。
C. 分析ユーザーに[すべて表示]権限を与え、ロール階層で最も高いロールに割り当てる: [すべて表示]権限はレコードの参照権限を与えるだけで、編集や
削除権限の制限には関係がありません。また、ロール階層は共有ルールに影響を与えるものであり、削除権限の管理には直接関係しません。

6.主従関係の特徴はどれですか。3つ選びなさい。

A 積み上げ集計項目は主従関係でのみサポートされる。
B 従レコードの所有者項目は、主レコードの所有者である。
C 各オブジェクトは、最大5つの主従関係を持つことができる。
D 従レコードの権限は、主従関係とは別に設定される。
E 標準またはカスタムオブジェクトを主オブジェクトにできる

答え: A, B, E
主従関係の特徴:
A. 積み上げ集計項目は主従関係でのみサポートされる:
主従関係では、親(主)オブジェクトで子(従)オブジェクトのデータを集計する積み上げ集計項目を設定できます。これが主従関係の大きな特徴です。

B. 従レコードの所有者項目は、主レコードの所有者である:
主従関係では、従レコードの所有権は主レコードと同じ所有者になります。このため、従レコードは主レコードに厳密に依存しています。

E. 標準またはカスタムオブジェクトを主オブジェクトにできる:
主オブジェクトとして設定できるのは、標準オブジェクトやカスタムオブジェクトです。ただし、いくつかの例外(例: 一部の標準オブジェクトは主オブジェクトとして使えない)がある点に注意が必要です。

間違いの選択肢:
C. 各オブジェクトは、最大5つの主従関係を持つことができる:
各オブジェクトは最大2つの主従関係を持つことができます。選択肢の数値が誤りです。

D. 従レコードの権限は、主従関係とは別に設定される:
主従関係では、従レコードの権限は主レコードと連動し、別に設定することはできません。これが主従関係の特性のひとつです。

7.Salesforce組織で新しいフェーズトラッキングシステムを実装するとき、商談オブジェクトに追加すべき最も適切なカスタム項目タイプは何ですか?

A. 選択リスト
B. 主従関係
C. ナレッジ
D. 参照

答え: A. 選択リスト
理由:
商談のフェーズトラッキングには、事前に定義された選択肢から進捗段階を選択できるフィールドが最適です。選択リスト(Picklist)フィールドを使用することで、商談の各段階(例: 提案中、交渉中、契約完了など)を追跡することができます。ユーザーが適切なフェーズを選択できるようになり、データの整合性も保たれます。

他の選択肢が間違いである理由:
B. 主従関係:
主従関係は、オブジェクト間の親子関係を作成するもので、商談のフェーズトラッキングには適していません。

C. ナレッジ:
ナレッジは情報管理用の機能であり、商談の進行状況をトラッキングする目的には使用できません。

D. 参照:
参照フィールドは、他のレコードを参照するためのもので、フェーズの選択には不向きです。

8.Ursa Solar Major社は、サービスチーム向けにSalesforceを評価しています。サポートのユースケースを考えている管理者が利用できる標準オブジェクトはどれですか。3つ選びなさい。

A リクエスト
B チケット
C 契約
D 取引先
E  ケース

答え: C. 契約、D. 取引先、E. ケース
理由:
C. 契約
Salesforceでは契約オブジェクトは、顧客との合意事項や契約内容を管理するために使用されます。サポートユースケースでは、顧客との契約状況に基づいてサポートを提供するために役立ちます。

D. 取引先
取引先(Account)は、顧客や会社を管理する基本的なオブジェクトです。サポートチームが顧客情報を追跡し、サポートの対応を行う際に使用します。

E. ケース
ケース(Case)は、顧客からの問い合わせやサポートリクエストを追跡するための主要なオブジェクトです。サポートチームが顧客の問題を管理し解決するために使います。

間違いの選択肢:
A. リクエスト
「リクエスト」は標準オブジェクトとしては存在しません。サポートのリクエストは「ケース」に記録されます。

B. チケット
Salesforceには「チケット」オブジェクトは標準では存在しませんが、カスタムオブジェクトとして作成することはできます。

9.Northern Trail Outfitters社のマーケティングディレクターが、リードの状況項目を”適格”とマークするために予算項目に
入力するよう要求しています。この要求を満たすために、管理者はどのツールを使用すべきですか。

A リード変換
B 入力規則
C 必須項目
D  ワークフロールール

答え: B. 入力規則
理由:
入力規則は、ユーザーが特定の条件を満たさない限りレコードを保存できないようにするためのツールです。この場合、リードの状況項目を「適格」とマークするために、予算項目に入力を要求する設定は入力規則で実現できます。入力規則を使用することで、予算項目が入力されていない場合にリードの状況を「適格」に変更できないようにすることができます。

他の選択肢が間違いである理由:
A. リード変換:
リード変換は、リードを取引先、商談、取引先責任者に変換するプロセスです。状況や予算項目に関する入力を強制するものではありません。

C. 必須項目:
必須項目は、レコードを作成または編集する際に必要なフィールドを設定するものであり、特定の条件を満たすための動的な要求を作成する場合には不十分です。

D. ワークフロールール:
ワークフロールールは条件に基づく自動アクションを実行するものであり、予算項目の入力を強制するものではありません。

10.Salesforceで安全なデータ共有のために特定の取引先に対する取引先責任者のアクセス権を設定する場合、どの機能を使用するのが最適ですか?

A. 入力規則
B. 条件に基づく共有ルール
C. ナレッジベースの管理
D. 主従関係の設定

答え: B. 条件に基づく共有ルール
理由:
条件に基づく共有ルールは、ユーザーやロールに基づいてレコードの共有を制御するために使用されます。取引先に関連する
取引先責任者のアクセス権を制限する場合、この機能を使用することで、特定の条件に合致するユーザーにのみアクセスを提供することができます。

他の選択肢が間違いである理由:
A. 入力規則:
入力規則は、ユーザーがデータを入力する際の制約を定義するもので、データの共有やアクセス制御には関係ありません。

C. ナレッジベースの管理:
ナレッジベースは、FAQやヘルプ記事を管理する機能であり、取引先責任者へのアクセス権を設定するためには使用できません。

D. 主従関係の設定:
主従関係は、親オブジェクトと子オブジェクト間の関係を定義するもので、取引先責任者のアクセス制御には直接関係しません。

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