趣味のお絵描きすら窮屈に感じるこの頃
こんにちは。フリーランス絵描きのあげ藻です。
最近絵のことについて、すごく考えていたことがあったのでふと独り言を書きに来ました。
好きだったはずのお絵描きが窮屈に感じるようになった
ここ1、2年くらいで、格段に昔より趣味で絵を描くのが辛くなってきていました。羽を伸ばしてのびのびと描けないというか。漠然と絵が描きたい(描かなきゃいけない)けど、手が思うように動かないことが多くなりました。
最近本当に楽しんで絵を描いているだろうか?何か窮屈に感じるような?
評価されるよう、評価されやすい絵を描いているだけになってないだろうか?…
SNSでも最近は絵の上手な方が増えていますし、情報が錯綜としていて追いきれないとか、この人こんなに上手なのにこんな投稿ペース早いのなんで!とか(あんまりSNS見てないのであれなのですが)
こういう絵は下手、こうしないとダメ。のような動画や情報も昔よりよく目に入ってきてしまうのも、窮屈さの一つのように感じてしまっていたこの頃です。(プロの知識を手軽に教えてくれる大変貴重で有益な情報だと思っているので、そういう動画や情報が悪と言いたいわけではありません。実際自分もずっと見ていて大変お世話になっていました。)
自分にとって絵とは
なんでこんなに大好きだった絵が苦しいんだ?そもそもなんで自分は絵を描き始めたんだっけ?原点は?と幼少期から思い返していると、何となく自分が描く絵の本質が見えてきたような、見えないような(笑)、気がしました。
自分にとって絵というのは子供のころから生活になくてはならないものだったのは確かでした。書き手の性別に囚われず、自分の中の感情、自分vs自分の対話を表現できる、唯一自分が素直に生きれる場所だったなと。
そうして原点に立ち返って結局たどり着いた結論が、体力的に苦しくならない絵を描こう。です。(特に何のひねりもない普通の結論にたどり着きました)
塗りのはみ出しがあったっていい。線画が途切れていてもいい。はみ出ていてもいい。線の勢い、絵に気持ちが乗っているかどうかを大事にして、
一旦見栄えだなんだデッサンの正確さだなんだを気にしないで、初心に帰って描きたいものを描く!!伝える!をとにかく心がけるようにしてみようと決めてみました。
もしかしたらデッサンや丁寧に描くことを極めるのに疲れて、思考が退化してしまっているだけなのかもしれません(笑)
ただ、自分が苦しく感じてるものって絶対長く続かないなぁと。
なるべく良く見られよう(すごい!と思われる絵だけを描こう)としていると超絶苦しくていつか限界が来るんですよね…。高校生のときからつい数年前までTwitterやらSNS上で絵をアップし続けているはずなのに、一年も続いたSNSがほぼありません。それは自分をなるべくよく見せたいとか、評価される絵だけ描かなきゃと思っていたからだろうなと今は理解できます。めちゃくちゃ完璧主義だったので、失敗したと思うとすぐやめたりしてました。
今は逆に、これがまぎれもなく自分です!というのを前面に出せるといいんじゃないかなと思っています。
そんなこんなを最近考えながら絵を描いていると、(時期的なものなのかわかりませんが)最近すごく創作意欲が出ていて、一昔前なら書きもしなかったオリジナルキャラをちまちま描くようになりました。オリジナルキャラは自分の内面や人格の表れが原型なので、泣いたり叫んだり自由に感情表現するのを許してくれる感じです。
いつもなら仕事絵がいっぱいいっぱいで、趣味の絵なんて月一でも描けないくらいなのですが、不思議と普段通り仕事絵も描きながら、週一くらいで趣味絵も描けています。奇跡か?と思うくらいです。
オリキャラはデザイン(見た目)がよくないとダメなんてことは絶対ないと自分は思ってます。現に私は見た目的なデザイン力が皆無です。笑(自分の手でアニメで動かしたいから工数見据えて絶対簡易的なデザインになる)
そのキャラの人間味や性格、性質が魅力的ならそれでよしじゃないかなと思ってます。
みんな、オリキャラ、作って楽しもう()
これからもお絵描きが楽しめますように。
以上独り言でした。
ご閲覧ありがとうございました
また何かあれば書きに来たいと思います。