光の邑の住民たち 20
ヒタチ天使、聞いたことのない名前の天使だ。これが柚木さんとサーシャさんに関係のある天使なんだろうか?柚木さんの魂の名は、ヒタチだと言っていた、そしてサーシャさんは、ヒタチミだと。
二人の思いが光の邑の創造に結びついた。そして、日本を次の時代へとつなげる目的が光の邑の使命だと。僕たちは、その為に生まれる前から、計画し、ここに集ったのだと。その二人の思いとは・・・サーシャさんは、その答えとして、ヒタチ天使の物語を語りました。
「皆さんは、天使といえば、ミカエル、ガブリエル、ラファエルなどなど、有名な天使を思い浮かべると思います。本当に天使は数多く、この銀河には数多の天使が存在します。疑うかもしれませんが、ここに集まったあなたたちも元々は、そんな天使だったのですよ。
そして、私とヒタチも天使でした。もともと私たちがこの地球に来たときは、一つの身体に宿っていました。レムリアのその前の時代です。まだ地上が固まらずに半エーテルの状態でした。私たちの使命は、この地球の未来を観察する役目でした。全てはアカシックレコードに記録されるのですが、その時代に天使の目を持って、主観的に観察するのが目的でした。そして、その使命は、この地球の終わりまで続くはずでした。私たちは、その経験を持って、別の新しい惑星の創造に寄与する予定でした。」
「途方もない計画ですね。それに時間の経過が気が遠くなりそうです。」僕は人間的な感覚で相槌を入れました。
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