女神浪漫紀行 5
女神浪漫紀行5 元伊勢
「崇神天皇の御代、宮中よりはじめて、天照大御神を豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託されてお遷しになり、「磯城神籬(しきひもろぎ)」を立て、お祀りされた「倭笠縫邑(やまとかさぬいのむら)」であります。
大御神のご遷幸の後も、その御蹟を尊崇し、檜原神社として、引き続きお祀りし、「元伊勢(もといせ)」と今に伝えられています。」
大神神社の公式HPには、檜原神社の説明としてこう明記されている。
正史によると第10代崇神天皇の時代。即位3年、三輪山西麓の瑞籬宮(みずかきのみや)に都を移した。即位5年から6年にかけて疫病や百姓の離反などにより世は乱れた。これを治めようと皇居内に天照大神と倭大国魂神を祀ったのだが、この神の神威を畏怖し6年に両神を宮中の外に出すことにした。天照大神は皇女・豊鍬入姫命(トヨスキイリヒメ)に託して笠縫邑(現在の檜原神社)に祀らせたのがここの始まりである。
そして、その後も天照大神を祀る鎮座地を求めて各地を転々とし、第11代垂仁天皇の第四皇女・倭姫命がこれを引き継いで、およそ90年をかけて今の伊勢神宮に落ち着いたとされている。
因みに大神神社は、即位7年に乱れた世の安寧を求めご神託を受けた結果、大田田根子に大物主神を祀らせたことが始まりとされている。
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