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光の邑の住民たち 6

5人の地球人のうちの一人、ヨーロッパ人が話出しました。自分たちは、残暫定的な地球政府の代表であること。そして、自分たちは銀河連合に承認された代表であることを説明しました。この銀河には、無数の宇宙人が存在しており社会を形成していると述べました。そういえばここ数年前から、公式の見解として、UFOの存在を認めたり、宇宙人の存在の可能性を追求したりした情報が目立っていました。僕は、宇宙人の存在を否定するものではありませんが、現実的な存在とは考えていませんでした。しかし、妻の雅子は、子供の時にUFOを見たと言っていました。空を見上げると頭上に銀色の円盤が静止していたそうです。暫く見ていたけど怖くなって走って帰ったとか。その後も、夢でUFOや宇宙人の姿は時々見ていたそうです。いつか大人になったら、大事な役目があるから素直な気持ちを大切にするように言われたそうです。それも大人になるとすっかり忘れていたそうです。

ヨーロッパ人は、スペイン語で話しかけました、それを各国の通訳者が同時に通訳していきました。画面の右上には、話の内容に関連した画像が映し出されました。しかし、これだけ組織された会見は、直ぐに用意できるものではありません。かなり前から僕たちの知らない所で、組織が動いていたのだと感じられました。

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