光の邑の住民たち　１７

後に残った僕たちは、再び囲炉裏を囲んで、サーシャさんと雅子を待つことにしました。柚木さんは僕たちに、「大丈夫だ。サーシャは、誰よりも雅子さんの事を知っています。実は、サーシャは、雅子さんのスピリチュアルガイドなんです。雅子さんを子供の頃から、守り導いてきたガイドの一人がサーシャなんです。」

「柚木さん、そのスピリチュアルガイドって何ですか？」僕が尋ねました。

「スピリチュアルガイドというのは、誰にでも存在していて、高次元からその人を護り導き指導する存在です。彼らは大概複数いて、地上に転生した人を導いています。また、その人が転生する時に、その人の高次元の魂と相談して人生のプランや使命を定めていたりします。彼らは、高等な存在であり、サーシャのような有形な身体を持っていたり、無形の魂に近いエネルギー体で存在していたりします。また、ご先祖様のように過去に地上に転生していた魂の繋がりの中からガイドをしている存在もいます。」

「それは、魂の先生といった意味なんですか？」