最近の撮影をご報告

どうもこんにちは、栗山喬@age_cox です。最近撮った仕事のご報告を。

大分県中津市にある老舗の家具販売店・中津家具さんの撮影をさせていただきました。海外のハイブランド家具の販売から家具のリペアまで、「よいものを長く使う」暮らしをサポートする企業さんです。撮影した写真は公式Instagramアカウントにてご使用いただいてます。

折角なので撮影意図なんかを少し。

まずは本社の家具リペアブースを撮影させていただいたんですが、職人さんから「だいたい2時間で椅子ひとつ修理終わります」と伺って撮り始めて、本当にちょうど2時間ぐらいで完成したのには驚きました。そして作業する姿勢から手元が美しい。無駄のない動きで、どんどん椅子の座面が編まれていく様子を撮ってたら2時間があっという間でした。

続いて、先先代の時代の元社員さんのお宅に伺って、当時購入して使い続けてる家具たちを撮影させていただきました。歴史が長い企業さんだとこういう地域と家族にまつわる物語みたいな事象を撮影させてもらえるんだなーと、なんかしみじみ感じる撮影でした。

一応ライティングのセットも持っていってたんですが、現場を見て室内のもともとの照明と自然光だけ撮ることに決めました。一つ一つの家具が生活のなかでリアルに愛されて使い続けられているのが感じたので、その家具に毎日当たり続ける陽の光なんかを活かした方が良いなと思ったので。

続いて社長さんの御実家の家具も撮らせていただきました。こちらも初期に販売していた家具ということで、何十年も使われている説得力みたいなものを感じました。同じく自然光中心に、置かれているシチュエーション込みで撮ることを心がけました。

という感じで、独立以来はじめての家具を撮る仕事でした。自分のなかでも新鮮で楽しい撮影でしたね。

撮って回る順番も良かったなーと思うのは、最初に中津家具さんの「良い家具をリペアして長く使う」という企業としての姿勢みたいな現場を撮らせていただいたので、その結果、地域のお宅にはこんなにリアルに愛されて使い続けれている家具たちがあるんだ、という答え合わせみたいなものを見せていただい感じでした。

流行りのものとかライフスタイルとか価格の安さだとか、今の時代に選ばれやすい指標もビジネスとしては大事だと思うんですが、何十年も誠実に貫いてきた企業の姿勢みたいな強さを垣間見れた気がしました。

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